ドジャースの大谷翔平選手は、19日のマーリンズ戦で6打数6安打(5長打:3本塁打、2二塁打を含む)、10打点、2盗塁という超人的な成績を残した。これにより、シーズン51本塁打51盗塁を記録し、メジャーリーグ121年の歴史で初めての「50/50クラブ」の唯一のメンバーとなり、この超記録を「51本塁打51盗塁」にまで引き上げた。
MLBの公式サイトによると、2018年にメジャーリーグに来た時から、大谷翔平は野球史上類を見ない選手であることを証明し、次々と新記録を樹立。8月23日には「40/40クラブ」(シーズン40本塁打、40盗塁)の6人目のメンバーとなり、その時はレイズ戦でサヨナラ満塁本塁打を放った。しかし、「50/50クラブ」の達成過程はさらに素晴らしいものだった。19日のマーリンズ戦では、自身初の1試合6安打、10打点、3本塁打、2盗塁を記録したのだ。
MLBは、大谷翔平が40本塁打40盗塁を達成した際、126試合で過去最速記録を更新し、「50/50クラブ」入りの大きなチャンスを得たと指摘。この「50/50クラブ」の第一号メンバーは、すでにナショナルリーグMVPを筆頭候補だ。自身のシーズン本塁打記録を更新しただけでなく、ドジャース選手のシーズン本塁打記録を2001年のショーン・グリーンの49本から51本に引き上げ、今シーズン怪我に悩まされたドジャースをナショナルリーグ西地区・優勝候補へ貢献した。
MLBの公式サイトは、投手大谷翔平は右肘手術のリハビリ中で2025年シーズンにマウンドに戻る予定だが、打者大谷翔平は休んでいないと述べている。この「二刀流」選手は、投手としての活動を一時封印した後、指名打者として自己最高の打撃シーズンを展開し、野球選手ができる限界を超えてしまった。ブレーブスのロナルド・アクーニャ・ジュニアが昨年「40/70クラブ」を確立したのに続き、大谷はMLB史上初の「50/50」シーズンを創出した。
過去に「50本塁打50盗塁」記録に挑戦した選手は少なくないが、最終的には及ばなかった。アクーニャ(2023年、41本塁打73盗塁)以外にも、ヤンキース時代のアルフォンソ・ソリアーノ(2006年、41本塁打46盗塁)、マリナーズ時代のA-ロッド(1998年、42本塁打46盗塁)、ジャイアンツの名選手バリー・ボンズ(42本塁打40盗塁)、アスレチックスの名選手ホセ・カンセコ(42本塁打40盗塁)などがいる。さらに、前述の5人の「40/40クラブ」メンバーの多くが禁止薬物使用のレッテルを貼られたり、ステロイド使用を自白したりしており、これにより大谷翔平の「51本塁打51盗塁」の価値がさらに高まっている。
編集:佐野華美
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