国道1号北上基隆方面2.7キロ地点で18日夕方、車両炎上事故が発生した。43人の乗客を乗せた大都会バス2088路線の車両が突然煙を上げて炎上し、全員が慌てて避難した。
バス炎上事故の顛末
情報によると、事故は18日午後5時28分に発生。2088路線の高速バスが中山高速道路北上2.7キロ地点を走行中、後部座席の学生が突然「後ろから煙が出ている」と叫んだ。黄姓運転手はすぐに路肩に停車し、全乗客を避難させた。
全員が下車した直後、エンジンルームから炎が上がり、車両火災に発展した。ある乗客は「10数秒で車が炎上し、後に火の玉のようになった。とても怖かった」と語った。消防隊が現場に急行し、30分以上かけてようやく鎮火。出火点は車両後部と初期判断されたが、原因はさらなる調査が必要だ。
大都会バスの声明
大都会バスはこれについて、当該車両は2015年12月製造で、定期的にメンテナンスを行っていると述べた。直近の3級メンテナンスは今年3月5日に完了し、8月14日にも2級メンテナンスを行い、車両状態は正常だったという。
乗客に対しては、第一時間で代替バスを手配し、乗客1人当たり2000元の見舞金を支給した。しかし、人数確認時に1名の女子学生が不在であり、後に自主的に離れたことが分かった。女子学生の無事を確認後、1000元の交通費を追加支給した。
3ヶ月前から車両炎上の兆候があった?
あるネットユーザーがフェイスブックのグループ「基隆人の日常」に投稿し、今年6月27日に大都会バス2088路線の高速バスに乗った際、濃い煙の臭いがしたと述べた。運転手はすぐに下車して確認したが、なかなか戻ってこず、車内の煙の臭いがどんどん濃くなり、乗客たちは不安になったが、出たくても出られなかったという。最終的に彼女は窓から出るしかなく、運転手に乗客を下車させるよう要求した。
今回実際に車両炎上事故が発生し、彼女は大都会バスに内部で十分な検討をするべきだと呼びかけた。この投稿はネットユーザーの議論を呼び、「この路線は需要が多すぎて毎日休みなく運行している。おそらく後部のメンテナンスが行き届いていない。適切な点検をする機会だ」「車内で火災が発生したら、それは非常に恐ろしいことだ」「運行頻度の高さの問題は、事業者が車両を増やすべきで、そうすれば車両をしっかり点検する余裕ができる」などのコメントが寄せられた。
編集:佐野華美
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