【与野党攻防の幕開け】台湾国民党、立法院新会期前に人事刷新! 王鴻薇議員が首席副書記長に抜擢

国民党団総召集人の傅崐萁氏が本日(19日)調整に乗り出し、最終的に王鴻薇議員(写真)が今期の首席副書記長を務めることを決定した。(資料写真、柯承惠撮影)
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国民党、新体制で立法院に挑む

9月20日に開会する台湾立法院の新会期を前に、国民党が党内人事の刷新を図った。新たな布陣で与党との激しい攻防に備える姿勢を鮮明にしている。

王鴻薇議員、首席副書記長に決定

最大の注目点は、王鴻薇議員の首席副書記長就任だ。当初、王議員の他に林沛祥議員と羅智強議員の計3名が立候補していたが、傅崐萁総召集人の調整により、最終的に王議員の就任が決まった。

林思銘議員、書記長としての手腕に期待

一方、洪孟楷前書記長の後任には林思銘議員が就任。林議員の政治手腕に、党内外から熱い視線が注がれている。

党内駆け引き、表面化

今回の人事決定プロセスでは、党内の駆け引きも浮き彫りになった。特に、林沛祥議員の立候補背景には、基隆市長の謝国樑氏への支援という政治的思惑があったとされる。

羅智強議員、次期に照準

今回、首席副書記長の座を逃した羅智強議員だが、次期会期での再挑戦を視野に入れているという。党内での彼の動向に、早くも注目が集まっている。

魯明哲議員、交通委員会召集委員の座を巡り駆け引き

一方、交通委員会召集委員の選出を巡っても、党内で綱引きが続いている。魯明哲議員が民衆党の林国成議員に席を譲るよう求められているとの情報もあるが、魯議員本人は退く意向を示していないという。

新会期、与野党攻防の行方は

こうした国民党の新体制に対し、与党である民進党がどのように対応するのか。9月20日の開会を控え、台湾政界は新たな攻防の幕開けを迎えようとしている。 (関連記事: 台北市議員・許家蓓、ガンにより47歳で逝去 勤勉な政治活動家だった 関連記事をもっと読む

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