東京都が都庁舎で実施している夜間プロジェクションマッピング「TOKYO Night & Light」の累計観覧者が、開始から約1年2カ月で60万人を超えた。4月26日からは新たな演目として人気アニメ『機動戦士ガンダム』を題材としたコンテンツの上映が始まり、初日には約4000人が会場となる都民広場を訪れた。

『TOKYO GUNDAM IN THE FUTURE』と題された新作は、宇宙開発に従事するモビルスーツを描いた未来志向のストーリーとなっている。都庁舎の巨大な壁面を使って実物大以上のガンダムが投影される仕組みで、ガンダムシリーズを制作するサンライズが映像を手がけ、バンダイナムコフィルムワークスが製作に加わった。
プロジェクションマッピングは都庁第一本庁舎の東側壁面に常設されており、計40台のプロジェクターを使用している。総投影面積は約1万3900平方メートルに及び、「最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示(常設)」としてギネス世界記録にも認定されている。
観客からは「ガンダムが実際に動いているようで迫力があった」といった声が聞かれたほか、外国人観光客からも「日本のコンテンツと技術の水準を感じた」との反応が寄せられている。

上映は土日・祝日のみで、5月6日までは午後7時、8時、9時から。同10日以降は30分繰り下がり、午後7時30分から3回の上映となる。都では今後もアニメなど日本発のコンテンツとの連携を通じて観光振興を図る方針だ。
【都庁舎プロジェクションマッピング「TOKYO Night & Light」】
■開催日 荒天時等を除き、毎日上映
■投影面 東京都庁第一本庁舎 東側壁面
■観覧場所 都民広場
(東京都新宿区西新宿2丁目8-1)
■上映時間 https://tokyoprojectionmappingproject.jp/
■主 催 東京都、東京プロジェクションマッピング実行委員会
■その他 本事業では環境に配慮した取組を実施(グリーン電力の使用)
本取組は「最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示(常設)」
としてギネス世界記録に認定
編集:田中佳奈