【地域資源×花の循環】高輪ゲートウェイで新たな取り組み 環境と暮らしをつなぐフラワーイベント開催

「earth song」地球と資源の新しい環境を生み出すフラワーショップ(参考写真:TAKANAWA GATEWAY CITY)

JR東日本グループが推進する再開発エリア「TAKANAWA GATEWAY CITY」のイベントスペース「マチアイ」で、花と地域資源の循環をテーマにしたイベント『earth song』が5月13日から開催される。会期は6月15日までとなっている。

今回のイベントでは、売れ残った花や規格外の植物を再利用し、商品として生まれ変わらせる「循環型」のフラワーショップが展開される。押し花を活用した日用品や、染料として花を用いた風呂敷などが販売され、いずれも廃棄予定だった花を素材としている。

このプロジェクトは、環境に配慮した花=「スローフラワー」の普及を目指す活動の一環で、全国のフラワーショップや生産者が賛同。生花部門は元テレビ局勤務でフローリストの前田有紀氏が担当し、エシカル分野のプロジェクト経験を持つ早坂奈緒氏が総合アドバイザーを務めている。

会期中には、使用済みの花を堆肥化する「フラワーコンポスト」の展示や、花の種が練りこまれた紙の看板など、環境への配慮を促す展示も並ぶ。また、最終週となる6月14・15日には、売れ残った花を活用した「花染めハンカチ」のワークショップも予定されているという。

「地球益」を開発理念に掲げるTAKANAWA GATEWAY CITYにとって、今回のイベントはその理念をどれだけ来場者と共有できるかが問われる。美しさと消費が直結しがちな花の流通に、再利用という新たな選択肢を提示する場となりそうだ。

営業時間は10時から20時まで(最終日は18時まで)。詳細はJR東日本クロスステーションの公式サイトで確認できる。

「earth song」地球と資源の新しい環境を生み出すフラワーショップ(参考写真:TAKANAWA GATEWAY CITY)
「earth song」地球と資源の新しい環境を生み出すフラワーショップ(参考写真:TAKANAWA GATEWAY CITY)

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