台湾文化センター主催による連続企画「台湾映画上映会2025」が、5月から10月にかけて全8回開催される。第1回・第2回上映作品として、俳優チャン・チェンが出演する話題作『タイペイ、アイラブユー』および『余燼(The Embers)』の日本初上映が決定した。各上映後には、豪華ゲストによるトークイベントも実施される。
『タイペイ、アイラブユー』上映会5月17日(土)には、日本大学文理学部オーバル・ホールにて、台北を舞台に10人の監督が綴るオムニバス映画『タイペイ、アイラブユー』を上映。上映後には、同作のプロデューサーであるエイミー・マーがオンラインで登壇し、映画批評家・相田冬二とのトークイベントが行われる。
『余燼』上映会5月25日(日)には、慶應義塾大学三田キャンパス西校舎ホールにて、白色テロを題材に台湾現代史を描いたチョン・モンホン監督のサスペンス大作『余燼』を上映。上映後には、台湾文学研究者・赤松美和子が登壇し、現在オンライン登壇を調整中のチョン・モンホン監督と共に、映画と台湾の歴史について語る予定だ。
両作品ともチャン・チェンが出演し、台湾映画の表現力と国際性を示す注目作品である。特に『余燼』では、チャン・チェンとモー・ズーイーが金馬奨主演・助演男優賞にそれぞれノミネートされるなど、各方面から高い評価を受けている。
上映会はすべて日本初上映で、参加は無料・事前申込制。会場ごとに申し込み方法と締切が設けられており、定員に達し次第受付終了となる。
【イベント概要】
・『タイペイ、アイラブユー』上映&トーク日時:2025年5月17日(土)13:30開場/14:00開演会場:日本大学文理学部オーバル・ホール登壇者:エイミー・マー(プロデューサー/オンライン)、相田冬二(映画批評家)
・『余燼』上映&トーク日時:2025年5月25日(日)12:30開場/13:00開演会場:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎ホール登壇者:赤松美和子(日本大学文理学部教授)、チョン・モンホン監督(オンライン登壇予定)
上映会の詳細・申込みは公式サイトまたはPeatixにて。https://taiwanculture.peatix.com/ (関連記事: 日本留学で映画の夢を追い続ける 監督・蘇鈺淳「奔走」し自分らしさの道を探る | 関連記事をもっと読む )

編集:佐野華美
台湾ニュースをもっと深く⇒風傳媒日本語版X:@stormmedia_jp