2025年台北ランタンフェスティバルが近日盛大に開幕し、国際友好ランタン区のランタン数が過去最多を記録し、16の友好都市国家が参加した。中でもインド、日本の和歌山県が初参加し、この国際芸術の饗宴にさらに多様性を加えた。また、今年の台北ランタンフェスティバルは初めて日本のロックバンドGLAYのボーカリストで芸術家のTERUと協力し、故郷の函館をインスピレーションに「収穫を待つ木」という芸術作品を制作した。これはTERUの日台友好関係への真摯な期待を込めたものである。
国内外の観光客を2月16日まで、MRTで台北西門町へ訪れ、この華やかなランタンの祭典を鑑賞するよう心からお招きする。台北市観光伝播局の王秋冬局長は、台北市が積極的に国際的なつながりを深め、交流を深化させていると述べた。今年の友好ランタン区の展示数は過去最多を記録し、16の友好都市が熱心に参加し、例年以上に豊かで多様なものとなった。参加都市には、外交関係のあるセントクリストファー・ネイビス、姉妹都市のグアムと大邱広域市、インド、上海市、そして日本の11都市(愛媛県松山市、青森県弘前市、宮城県、北海道函館市、茨城県笠間市、秋田県、福島県、大阪、静岡県浜松市、島根県松江市、和歌山県)が含まれる。
これらの都市の多くは毎年参加しているが、インドと日本の和歌山県は初参加で、今年の友好ランタン区に多くの新しい魅力とハイライトを加えた。
![2025年台北ランタンフェスティバルの友好ランタン区の作品が美しい。(写真/台北市政府観光伝播局提供) 2025年台北ランタンフェスティバルの友好ランタン区の作品が美しい。(写真/台北市政府観光伝播局提供)](https://image.cache.storm.mg/styles/smg-800x533-fp/s3/media/image/2025/02/07/20250207-092300_U29291_M1029533_03eb.jpg?0xmAQkHleKfhks.i47ZM40IgLah66DHb&itok=llVzrs2w)
初参加のインドは、「30年の進歩を証明し、30年の友情を築く」をテーマに、先進技術とインフラ整備の大きな進歩、歴史的遺産と民主的価値観への敬意を示した。カリブ海に位置する外交関係国のセントクリストファー・ネイビスは、首都バセテールの中心にある独立広場の噴水からインスピレーションを得て、独特のランタン作品を制作した。グアムのランタンは、「グアムジープアドベンチャー」、「イルカウォッチングボート」、「スカイダイビング」などの要素を巧みに取り入れ、グアムの豊かで多様な陸海空のアウトドアアドベンチャーアクティビティを生き生きと表現している。
韓国の大邱広域市は「活力ある大邱」をテーマに、東城路SPARK、83タワー、西門市場、前山展望台、大邱チキンビールフェスティバルなど、最も代表的な観光スポットをランタンデザインに巧みに取り入れた。上海市は今年で10回目の参加となり、没入型の「上海を楽しむ」ランタンセットを持参した。切り絵アートを通じて、上海の特徴的な景観、海派文化の特徴、伝統的な新年の雰囲気を融合させ、訪問者があたかもその場にいるかのような体験を提供している。 (関連記事: かわいすぎる!2025高雄ランタンフェスティバル「ちいかわ」ランタンがお披露目 | 関連記事をもっと読む )
今年は11の日本の都市が台北ランタンフェスティバルに参加し、そのうち和歌山県が初参加となった。和歌山県のランタン作品は、秋の「有田みかん」、人気の「小玉駅長」、平安時代の衣装を着たマスコットキャラクター「紀伊ちゃん」、高野山にそびえる「根本大塔」などの特徴的な要素を表現している。大阪のランタンは2025年の「大阪・関西万博」のマスコットキャラクター「ミャクミャク」を主役に、間もなく開催される万博のプロモーションを行っている。愛媛県松山市のランタンは、日本三古湯の一つである道後温泉をデザインのテーマとし、その長い歴史と文化的背景を表現している。静岡県浜松市は、桜、藤、紅葉などの自然の美しさと、マスコットキャラクター「出世大名家康くん」、「出世城」と呼ばれる浜松城を組み合わせ、その独特の魅力を展示している。茨城県笠間市は、日本三大稲荷神社の一つである笠間稲荷神社、陶器の「笠間焼」、美味しい栗、つつじ、菊などの様々な花や特徴的なイベントを表現している。