茅乃舎、母の日限定ギフトを販売 東京ミッドタウン店で特別装飾と試食イベントも開催中

​だしや自然派調味料で知られる「茅乃舎（かやのや）」は、2025年の母の日に向けた限定ギフトの販売を開始した。今年は過去最多となる全26種類※のギフトを展開し、オンラインショップおよび全国の直営店舗にて期間限定で販売中だ。

贈る相手に合わせて選べる豊富なラインナップ

今回の母の日ギフトは、「料理好きのお母さん」「健康を気遣うお母さん」など、贈る相手のライフスタイルや想いに応じて選べる豊富なラインナップが特徴。なかでも注目されているのが、今年初登場となる『母の日限定ギフト』。出汁や調味料、スープ、インスタント味噌汁など、毎日の料理が少し楽になる実用的な品々が詰め合わされており、贈る側にも贈られる側にも嬉しい内容となっている。

東京ミッドタウン店の特別装飾と人気商品

《風傳媒》は5月8日午後、東京ミッドタウン店を訪れ、現地での販売状況や装飾、商品ラインナップを取材した。店舗内では、母の日を祝うカーネーションの特別装飾が施され、華やかな雰囲気のなか多くの客が訪れていた。スタッフによれば、毎年この時期になると「お母さんにいつもありがとうを伝えたい」と考える人々が来店し、母親への感謝を形にする商品を求めて熱心に選んでいくという。

店内に並ぶ商品のなかでも、ひと際目を引いていたのが、熱湯を注ぐだけで飲めるスティックタイプの出汁スープだ。コンパクトな形状と手軽な使い方は、まるでお茶を淹れるかのような気軽さで、忙しい日常の合間にも取り入れやすい。香りはやさしく、口当たりもまろやか。実際に飲んでみると、その細やかな設計と日常的な実用性が感じられる。実店舗でも主力商品の一つとして打ち出されており、日常に寄り添う一品として高い人気を集めている。

多彩なレシピ提案とアレンジ

また、出汁を用いた炒飯や茶碗蒸し、カレーうどんなど、さまざまなレシピ提案も紹介されており、「料理好きなお母さんなら、どんな形でも喜んでくれそう」との声が聞かれた。とくに目を引いたのは、出汁とマヨネーズを組み合わせたディップソース。乾燥出汁をちぎって少量の水と混ぜるだけという簡単な調理法ながら、蒸し野菜やスティック野菜、パンなどにぴったりの味わいで、意外性と実用性を兼ね備えた商品として注目されている。

冷たい出汁も取り扱っており、春夏限定の出汁は「火を使わずに調理できて、暑い季節にもぴったり」と紹介された。例えば、ゴマ風味の冷製出汁は、サラダや素麺、冷やしうどんなどにも応用可能で、調理が苦手な人でも手軽に楽しめる設計になっている。そのほかにも、母の日ギフトにふさわしいデザインとして、パッケージにはカーネーション柄があしらわれており、無料でメッセージカードを添えることも可能。

来店客の声と人気商品ランキング

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記者が訪れた日にも「実家に帰省するときに渡したい」「忙しいお母さんにちょっとした感謝を伝えたい」といった理由で購入する客の姿が見られた。人気商品としては、「母の日限定 贈答箱入 茅乃舎だし」が1位に輝き、続いて「母の日限定ギフト」「母の日限定ミニギフト」「だしスープセット」「フリーズドライ味噌汁6種12食ギフト」など、家庭で日常的に使える商品がランキング上位を占めた。

母親の食生活に関する調査結果

茅乃舎の調査によると、約7割の母親（68.8％）が「子どもにちゃんと食べているかと尋ねたことがある」と回答する一方で、56.9％の子どもは母親に同じような問いかけをした経験がなく、58.0％は母親の普段の食生活を把握していないと答えた。また、90.8％の母親が「家族と一緒に食事をする時と比べて、一人の食事では料理に手間をかけない」と答えており、母親の健康や日常を見過ごしがちな現状が浮き彫りとなっている。

このような背景を受け、同社は「食」を通して母親への思いやりをかたちにできるよう、ギフト販売にとどまらず、試食体験や地域限定商品など、多面的な取り組みを進めている。担当者は「普段は気づかない母親の生活に、ギフトを通して目を向けるきっかけになれば」と語っていた。

訪日外国人観光客に人気の商品

茅乃舎が《風傳媒》の質問に対して回答したところによると、訪日外国人観光客、特に台湾からの来店者の間では「茅乃舎だし」が最も人気があり、椎茸だし、鶏だし、昆布だしなど複数種類をまとめて購入する傾向が見られるという。また、お湯を注ぐだけで簡単に楽しめるフリーズドライの味噌汁や茶碗蒸し、だし巻き玉子の素も支持を集めている。さらに、新発売の「和風だしスープ抹茶」も試飲をきっかけに土産用として複数購入されるケースが増えており、注目が高まっている。

体験型の施策により、出汁の美味しさを実際に味わってもらうことで複数種類の購入につながることも多く、季節商品の味見を通じて日本の味を知るきっかけにもなっているという。中国語で「おすすめ」と表示された商品も来店者の関心を引いており、ギフト用の華やかなパッケージに惹かれて商品を手に取る姿も目立つ。特に「母の日仕様」のパッケージについては、贈り物としてだけでなく自分用に購入する人も多いという。

店頭での最近の傾向

日々の店頭の様子としては、SNSで紹介された商品をスマートフォンで確認しながら探す来店者が増えているのが特徴で、以前は出汁やフリーズドライが中心だったが、現在では試食をきっかけに季節限定商品やだしスープの人気も高まっている。食品だけでなく、茅乃舎の道具類も実際に手に取って吟味する姿が見られるという。

販売期間と店舗からのメッセージ

茅乃舎では、「料理上手な人のためだけでなく、普段あまり料理をしない人にもぜひ使ってほしい」とし、誰でも簡単に美味しい料理が作れるという驚きや感動を体験してほしいと語っている。定番出汁や季節限定商品も試食可能で、母の日に合わせたカーネーションの装飾も5月11日まで実施中だという。

また、母の日ギフトの販売は5月18日（日）まで延長されており、「当日に渡せなかった方や、遠方から遅れて贈る方にもおすすめです」としている。

※ギフト商品の展開数はECサイトと店舗の合算数。
※本記事は2025年5月8日時点の取材内容に基づいています。内容は変更となる場合があります。