外務省は9日、2024年(令和6年)の全在外公館における査証(ビザ)発給件数が計719万6373件となり、前年比で約1.7倍に増加したと発表した。これは新型コロナウイルスの影響前、過去最多だった2019年(令和元年)の水準の約9割まで回復したことになる。

国籍・地域別では、中国、フィリピン、ベトナムの3か国が上位を占め、これらの国の国籍者への発給が全体の約9割近くを占めた。また、発給件数が最も多かった在外公館は、在上海総領事館、在中華人民共和国日本国大使館、在広州総領事館で、上位10公館はいずれもアジア地域に所在している。
なお、外務省は、査証発給件数は出入国在留管理庁が公表する「外国人入国者数」とは異なる点にも言及。数次査証や査証免除による入国などがその要因として挙げられるとしている。
編集:梅木奈実
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