人気アイドルグループ・嵐が6日、ファンクラブサイト「FAMILY CLUB」で、2026年春頃にコンサートツアーを開催し、そのツアーをもって活動を終了すると発表した。1999年のデビュー以来、日本を代表する国民的グループとして活躍してきた嵐は、結成27年の節目で正式に終止符を打つことになる。
約1年半の協議の末の決断
嵐は2020年12月末をもって活動を休止していたが、その後約4年半の沈黙を経て、メンバー5人が再集結。約1年半前から「もう一度嵐として活動する」ことについて何度も話し合いを重ねてきたという。しかし「環境の変化や、それぞれの立場の変化の中で簡単には答えが出せなかった」とし、最終的に「コロナ禍で叶わなかったファンへの直接の感謝とパフォーマンスを届けた上で、活動を終了する」という結論に至った。
コンサートはファンクラブ優先、5月末で終了
2026年春のコンサートツアーは、2018年~2019年の「ARASHI Anniversary Tour 5×20」以来の有観客ライブとなる。チケットは現ファンクラブ会員を優先するため、新規入会の受付は一時停止中。詳細は決まり次第、ファンクラブを通じて案内される。また、ファンクラブ自体も2026年5月末をもって終了するが、それまではできる限り多くのコンテンツを提供する予定だ。
メンバー個々の活動と嵐の歩み
嵐は相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔の5人組。1999年の「A・RA・SHI」でデビューし、2009年には『NHK紅白歌合戦』初出場やオリコン年間ランキング4冠達成など、国民的グループの地位を確立した。近年はソロ活動も活発化し、映画・ドラマ・MCなど多岐にわたる活躍を見せてきた。
メンバーは今回の発表動画で「これから5人でまた集まり、これまで応援し続けてくれたファンの皆さんに感謝を込め、喜んでもらえるコンテンツを届けたい」とメッセージを送った。
【コメント全文】
皆様お久しぶりです。
嵐です。
この度、私たちからお伝えしたいことがあります。
活動休止してから、およそ4年半が経ちました。
私たちは休止前最後の1年、コロナの影響で皆さんの前でパフォーマンスをすることは叶いませんでした。
これまで支えて下さったファンの皆さんに直接感謝の思いを伝えるために、私たちは、再び5人で集まり、嵐として来年の春頃に予定しているコンサートツアー開催に向けて動き始めます。
また、株式会社嵐を設立したこともあり、新たなスタッフの方と新しい形を組み立てる可能性を模索した時期もありましたが、これまで20年以上にわたりお世話になってきた多くのスタッフのみなさんと共にその景色を作り上げていきたいと考えています。
そして、このツアーをもちまして、嵐としての活動を終了いたします。
およそ1年半ほど前から、折を見て5人で集まりまして、 (関連記事: 大阪・関西万博で「EXPO KYOTO MEETING」開催 伝統と未来、若者と地域が融合 ― オール京都の魅力を世界へ発信 | 関連記事をもっと読む )
“もう一度嵐として活動する”ことについて話し合いを重ねてまいりました。