台日友好の証!日本自民党青年局長の中曾根康隆氏が表敬訪問 黄偉哲市長は台南産コシヒカリを贈呈

自民党青年局長の中曾根康隆衆議院議員が黄偉哲市長を表敬訪問、両者は台日交流について直接意見交換。(写真/台南市府提供)

自民党青年局長の中曾根康隆衆議院議員は、本日(30日)、局長代理兼国際部長の平沼正二郎衆議院議員、局長代理の神谷政幸参議院議員、国際副部長の根本拓衆議院議員、国際副部長の福田かおる衆議院議員ら13名の訪問団を率いて黄偉哲市長を表敬訪問しました。両者は台日交流について直接意見を交わし、黄市長は特に八田与一技師が建設した烏山頭ダムと嘉南大圳の灌漑によって生産された台南の越光米を訪問団に贈り、台日友好の絆を記念しました。

黄偉哲市長はまず台南市民を代表して一行の来訪を歓迎し、昨年の台南市制400周年に開催された日台交流サミットでは多くの日本の地方議員が訪れ、台日友好関係が大いに深まったと語りました。今回の訪問団は日本の国会や各界のリーダーであり、国際情勢が大きく変化する中で、台湾と日本が手を携えて若い世代間の協力を示すことが、皆の共通の願いであると述べました。

若い世代に台日の緊密な友好関係を継承してほしい

黄市長は、若い世代に台日の緊密な友好関係を継承してほしいという願いから、台南市が修学旅行を積極的に推進していると語りました。若い世代の日本人が台南を訪れ、保存状態の良い日本統治時代の古跡や水道などの施設を見学することで、相互理解が深まると強調しました。

また、八田与一技師が建設した烏山頭ダムと嘉南大圳は100年以上にわたって嘉南地域の農作物に恵みをもたらしており、この日は特に台日友好の象徴であるこれらの水利灌漑施設で育てられた台南の越光米を紹介し、将来的に日本の地元の米需要にも協力できればと期待を述べました。

黄市長はさらに訪問団にパイナップル、メロン、赤肉ドラゴンフルーツ、グアバなど台南の旬のフルーツを試食するよう勧め、台南の農産物を日本に紹介し、味覚体験を通じて日本の人々に台南への理解と親しみを深めてもらいたいと語りました。

中曾根康隆局長は黄市長の心のこもったもてなしに感謝し、これまで何度も台湾を訪れてきたが、今回ようやく台南を訪問でき、非常に興奮していると語りました。黄偉哲市長が言及したように、台南と日本のつながりは非常に深く、今回の訪問では特に台南市民の温かさを実感したと述べました。

中曾根氏はまた、台南は多くの日本の都市と緊密な交流があり、自身の選挙区がある群馬県水上町は台南の友好都市であることから、台南市が水上町民に示してくれた配慮に感謝していると述べました。また、群馬県前橋市の小川晶市長が年初に訪問した際にも黄市長に丁重にもてなされたこと、さらに日本統治時代最後の台南市長であった羽鳥又男氏が前橋出身であることに触れ、自分の選挙区が台南とこのようなつながりを持つことを大変嬉しく思うと語りました。

さらに中曾根氏は、今回の訪問で台南の農産物や食の魅力、そして科学技術と文化が融合した台南の強みを十分に体験できたと述べ、今後も訪問団として台南の魅力を発信していくと約束しました。また、黄偉哲市長の言葉に呼応し、今後自民党青年局は台日間の地方交流や若い世代間の交流促進に努めると強調しました。

中曾根康隆局長は日本の衆議院議員として3期目を迎え、昨年11月に自民党青年局長に就任しました。彼の祖父は元総理大臣の中曾根康弘氏、父親は元外務大臣の中曾根弘文参議院議員です。今回の自民党青年団訪問団には5名の国会議員のほか、日本青年会議所や日本航空などのメンバーも含まれています。この会談を通じて、訪問団は黄市長と台日協力、若い世代の歴史認識促進、ハイテク産業とグリーン転換の交流、震災相互支援、関税による輸出への影響、少子化問題など多岐にわたるテーマについて熱心に議論しました。 (関連記事: 台湾・台南の黄偉哲市長が熊本訪問!「日台会館」オープンに出席 両地域の絆さらに強く 関連記事をもっと読む

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編集:高畷祐子

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