本日(3日)、台湾と熊本の友好交流の一環として「日台会館」がTSMC熊本工場のある菊陽町で盛大に開館した。台湾・台南の黄偉哲市長は招待を受け、熊本県の木村敬知事、菊池市の江頭実市長、熊本銀行の坂本俊宏頭取、そして福岡弁事処の陳銘俊総領事、御崎国際株式会社の孫正強董事長、李日東副董事長らと共に、台日交流の新たなマイルストーンの開始を祝いした。
黄偉哲市長は、「台南と熊本は近年多くの交流と協力を行っており、特にTSMCが熊本に進出した後は、地方政府や民間企業、学校間の往来がさらに頻繁になりました」と述べた。昨年(2024年)8月には台南市が御崎熊本台湾祭に参加して台南の農産物特産品をPRし、11月には熊本県が台南を訪れてハイテクパークに必要な再生水プラントの建設・運営経験を学び、また台南市東区と熊本県菊池市が姉妹都市を結ぶなど、双方の協力と交流の緊密さを示している。今日の日台会館の開館は、台南と熊本の共同発展を証明するものであり、今後は日台会館の運営を通じて、台湾と日本、台南と熊本の間の友好関係がさらに深まることを期待している。
「日台会館」は台湾料理を提供するだけでなく、台湾からの商品も販売する。黄偉哲市長はこれについて、「台南は400年以上の歴史があり、本格的な宴会文化と軽食文化を発展させてきました。台南の伝統的な食文化を象徴するものが熊本で再現されることを嬉しく思います」と述べた。また、「台南は台湾の重要な農業地域の一つであり、特にパイナップル、マンゴー、文旦(ざぼん)、なつめ、ミルクフィッシュ、胡蝶蘭、そして昨年6月に日本への輸出が認められたレッドドラゴンフルーツなどは、台南を代表する消費者に非常に人気のある農水産物です。これらの優れた産品が今後、日台会館というプラットフォームを通じて、より多くの日本の友人に紹介されることを期待しています」と付け加えた。
熊本県の木村敬知事は、「熊本と台湾の人々の相互交流を促進し、お互いの文化や食習慣への理解を深めるために、菊陽町を含む熊本県内の多くの地域でさまざまな活動が行われ、相互理解が日々深まっています」と語った。知事はまた、「日台会館」が熊本と台湾を結ぶ架け橋となることに大きな期待を寄せており、「日台会館の開館によって、熊本と台南、そして日本と台湾の新たな交流が新局面を迎えました。今後も日本と台湾の友情促進にさらに努力していきます」と述べた。
御崎国際飲食集団が手がけた日台会館は、かつて地元で有名な結婚式場で、優雅な純白の礼拝堂建築と美しい環境で知られていった。TSMC熊本工場と熊本空港に近く、今後この会館では台湾の伝統的な宴会料理や特色ある軽食を提供し、台湾の商品も販売して、台湾の料理文化と優れた製品を熊本県民に紹介し、台日交流をさらに一歩前進させる予定である。
編集:梅木奈實 (関連記事: 山口議長が台湾・高雄市を訪問 TSMC進出で熊本と高雄の絆深まる | 関連記事をもっと読む )
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