【インタビュー】「龍が如く6」美女キャラから実業家へ!日台ハーフSORAさんが語る波乱の幼少期と文化の架け橋への夢

2025-02-26 18:51
日台ハーフのSORAさんは関西で「Blue Mane」という名のレストランを経営している。(SORA提供)
日台ハーフのSORAさんは関西で「Blue Mane」という名のレストランを経営している。(SORA提供)

日本人の父と台湾人の母を持つSORAさんは、台湾で生まれ10歳まで成長した後、日本に移住した。彼女はゲーム『龍が如く6:命の詩』のキャバクラ嬢オーディションに参加し、1000人以上の応募者の中から選ばれ、ゲームキャラクターになった。

SORAは現在、関西で「Blue Mane」という飲食店を経営している。『風傳媒』のインタビューで自身の経歴を語る中で、将来の計画について触れ、いつか台湾で日本文化を伝える店舗を開き、より多くの人に日本の文化や特徴を理解してもらいたいとの願いを明かした。

台湾で幼少期を過ごした 台湾文化が強く印象に残る

SORAさんはまず、特別な幼少期について語った。両親の事情により、生まれてから10歳までの間に4つの異なる家庭で育った。母親を認識できる年齢になった時には、実の母の妹に育てられていたため、彼女は自分には「二人の母がいるようだった」と表現している。幼少期の思い出について、昔の台湾の街では多くの野良犬を見かけることができたが、今ではあまり見られなくなったと回想した。また、夏休みに彼女といとこたちがこっそりお小遣いを持ち出し、深夜にコンビニエンスストアへ行って犬の餌を買い、街の野良犬に与えていたことも共有した。時には野良犬を直接家に連れ帰り、興奮して家族に「この犬を飼いたい!」と伝えることもあったが、翌朝起きると部屋は犬の糞で散らかっていることが多く、そのため叱られることもしばしばあったそうだ。

これらの幼少期のエピソードを振り返り、SORAさんは笑いながら、これらは彼女の大切な成長の思い出だと語った。幼少期の台湾の印象について、今でも心に残っている多くのことを挙げた。例えば、コンビニのレシートで宝くじが当たる可能性があること、台湾の店舗では猫や犬を飼い、自由に動かせていること、これは日本の店舗文化とは異なっている。また、台湾のMRTでは飲食が禁止されており、水を飲むことさえできないことも、他国の公共交通機関の文化とは異なる点だと述べた。

20250225-台日混血SORA在關西經營一間名為Blue Mane的餐廳。(SORA提供)
台日ハーフのSORAが関西にてBlue Maneという店舗を経営する。(SORA提供)

彼女が経営する「Blue Mane」は日本の神戸市中央区にある飲食店で、2023年6月にオープンした。店内にはカラオケ設備があり、お客様に歌を楽しむ機会を提供し、中国語を学んでいるお客様の交流も歓迎している。仕事とプライベートのバランスについて尋ねられると、普段は愛猫と時間を過ごしたり、ボーカルトレーニングやダンスレッスンに参加したりして、これらの活動を通じてリラックスしていると答えた。彼女にとって最も達成感を感じる瞬間は、お客様が笑顔で店を後にし、再び訪れてくれる時だと言い、自分の努力が認められ、報われていると感じるそうだ

最後に、家族や友人、そして故郷台湾の人々に伝えたい言葉を尋ねられたSORAさんは、真剣な表情で「人生皆様と出会えたことが、私の最大の幸せです」と述べた。

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