アメリカ西部アリゾナ州でまた航空事故発生!連邦航空安全調査官によると、アリゾナ州南部のツーソン市マラナ・リージョナル空港で、現地時間19日午前8時28分、小型機2機が空中で衝突する事故が発生し、2名が死亡した。事故の原因や詳しい状況については現在調査を進めている。
アリゾナ州でまた航空事故!小型機が衝突し「2名が死亡」
AP通信によると、国家運輸安全委員会(NTSB)の調査官による初期調査で、事故機はランセア360 MK IIとセスナ172Sで、滑走路12の風上側で衝突したことが判明した。
セスナ172Sは無事着陸し、搭乗者2名に怪我はなかったものの、ランセア360 MK IIは滑走路付近で墜落、炎上し、搭乗していた2名が死亡した。その後、市消防局が消火活動にあたった。
マラナ町の発表によると、事故機2機はいずれも同空港を拠点とする常駐機ではなかった。現在、マラナ・リージョナル空港は調査のため全面閉鎖されている。
アリゾナ州スコッツデールでは1週間前にも航空機事故が発生。その際、ヘビーメタルバンド「モトリー・クルー」のボーカル、ヴィンス・ニールが所有する私用機が滑走路を外れ、ビジネスジェット機に衝突。私用機のパイロット1名が死亡した。
さらに、米国では過去1ヶ月間に4件の重大な航空事故が発生。最近では、デルタ航空機がトロントで着陸時に機体が転覆する事故や、アラスカでの定期通勤便の墜落事故などが起きている。加えて、連邦航空局(FAA)が人手不足にもかかわらず大規模な人員削減を行っているとの報道も。これに対し、公共の安全が脅かされるのではないかとの懸念の声が上がり、労働組合も航空安全上のリスクが高まることを懸念している。
編集:梅木奈實 (関連記事: インタビュー》米経済ナショナリズム台頭下の台湾戦略―専門家「対米関係、恐れずwin-winを」 | 関連記事をもっと読む )
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