13日、台湾文化センターで特別展「書の伝統と変革—e筆書道・張炳煌の書」著名書道家の張炳煌氏によるの開幕式を行った。台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表は、日本語でのスピーチで、張炳煌氏が長年にわたり書道教育に尽力し、多くの書道愛好家を育成してきたことを述べた。また、台湾のテレビ番組で20年以上にわたって書道の実演を続け、後進の模範となっていると評価した。
当日は、自民党の山谷えり子参議員をはじめとする複数の参議員、そして台湾文化センターの曾鈐龍センター長らが出席。李逸洋代表はまた、多くの人々が書道を学ぶ過程で人としての道理も学んでいると述べ、張炳煌氏が一貫してデジタル書道技術の開発に取り組み、書道のスマート化を進めてきたことを強調した。今回の展覧会は書道とテクノロジーの融合による発展傾向を十分に示すものであり、書道は日本の重要な文化継承であるとし、この展覧会は張炳煌氏の貢献を示すだけでなく、台湾と日本の文化交流の貴重な証となるもので、台湾の人文芸術のデジタル化における成果を日本に紹介する機会としたいと述べた。
日華懇会長で衆議院議員の古屋圭司氏は、会議のため直接出席できなかったものの、ビデオメッセージを通じて、台湾と日本の文化交流が極めて重要であると述べた。年に数回台湾を訪問する中で、台湾が日本統治時代の建築を革新的に改造し、伝統と現代を巧みに融合させている文化保存の方法は、日本も参考にすべきだと語った。
古屋圭司氏は、2014年に日本が「海外美術品公開促進法」を通じて、国立故宮博物院の展覧会を初めて東京と九州で開催し、多くの観客を集めたことに触れた。台湾の書道芸術は日本で非常に人気があり、台湾を代表する書道家である張炳煌氏は、令和5年度の外務大臣表彰を受賞しただけでなく、現在はデジタル書道とAI技術の融合を推進していることに敬意を表し、第一線での文化交流促進への努力に感謝の意を示した。
台湾文化センターは報道資料で、張炳煌氏が現在、台湾の淡江大学中国語学科教授であり、中華民国書学会会長でもあることを紹介。長年にわたる書道の推進活動は各界から高く評価され、台湾の現代書道の発展に影響を与え、国内外で高い評価を得ていると述べた。
この展示は3月14日まで開催され、伝統的な書画とスマートテクノロジーを融合させた革新的な芸術展示となっている。
編集:佐野華美
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