トップ ニュース 2025年「日台観光サミット in 鳥取」開催 台湾からの訪日客が最多更新、『鳥取宣言』も発表
2025年「日台観光サミット in 鳥取」開催 台湾からの訪日客が最多更新、『鳥取宣言』も発表 2025年日台観光サミット in 鳥取。(写真/黃信維撮影)
第16回「2025日台観光サミット in 鳥取」は、5月29日から6月1日にかけて鳥取県で開催された。台北駐日経済文化代表処代表(駐日大使)の李逸洋氏は、30日に会場で行われたインタビューの中で、「現在の円安の影響により、日本人の訪台意欲はやや低下しています」と述べた。
しかしながら、李氏は「台湾には多彩な祭りや文化体験があり、観光テーマも豊富で、日台両国の国民は互いに好感を持っています」と強調した。その上で、「今後円高が進めば、日本人の台湾旅行への意欲向上につながることが期待されます」との見解を示した。
2025日台観光サミット in 鳥取。(写真/黃信維撮影) 李氏は、今回のサミットが鳥取で開催されたことに特別な意義 があると強調した。 鳥取県は現在の首相・石破茂氏の故郷であり、そうした地での開催は象徴的であると語った。また、台湾駐在歴18年の代表処職員に「 鳥取に来たことがありますか 」と尋ねたところ、「 今回が3回目です 」と答えたという。李氏は、訪問の機会が少ない地に多数の台湾旅行業者が集結したことは、台湾が日本の地方観光との連携を重視していることの表れであるとし、「日本各地には魅力的な地域が多く、今回の機会を通じて台湾の魅力も広く紹介したい です 」 と語った。
2025日台観光サミット in 鳥取。台北駐日経済文化代表処代表であり駐日大使の李逸洋氏。(写真/黃信維撮影)
観光大使の倪暄氏と曲羿氏は、イベント全体に熱心に参加し、InstagramなどSNSを通じて積極的に情報を発信し、その役割を十分に果たしていた。
観光大使の倪暄氏と曲羿氏は、イベント全体に熱心に参加し、InstagramなどSNSを通じて積極的に情報を発信し、その役割を十分に果たしていた。(写真/黃信維撮影) 日台観光のサミット交流報告パートでは、日本政府観光局(JNTO)理事の伊與田美歴氏が、現在の日台観光交流の状況について詳しく説明した。2024年の訪日外国人観光客は合計3,687万人に達し、過去最高を記録。3月には月間1,000万人を突破、4月には390万人と、観光市場の急速な回復が示された。
台湾市場では、2024年の訪日台湾人旅行者数が604万人に達し、こちらも過去最高を更新。伊與田氏は、長年にわたる台湾旅行業界の支援に感謝の意を表し、現在、台日間の航空ネットワークはコロナ禍以前を超えるレベルにまで回復しており、今年の夏には台北・高雄・台中と日本の25都市を結ぶ週656便が運航され、地方都市間の観光交流に更なる可能性があると述べた。
2025日台観光サミット in 鳥取。(写真/黃信維撮影) 特に、5月29日に就航した「 鳥取米子-台湾 桃園」直行便が注目されており、関係各所への謝意も示した。統計によれば、訪日台湾人旅行者の約8割がリピーターで、そのうち4分の1は10回以上日本を訪れているディープトラベラーである。この層が地方での宿泊需要を牽引し、台湾は外国人市場で日本の地方都市における宿泊数・宿泊割合ともにトップである。2024年の延べ宿泊数は868万泊に達し、2019年比で14.7%増加。宮崎や新潟など再就航地域では宿泊数が倍増し、航空路線の復活が地方観光を押し上げている。
(関連記事:
「2025日台観光サミットin鳥取」開催 米子~台北直行便が同時就航、官民連携で日台観光が新段階へ
|
関連記事をもっと読む
)
一方で、観光客急増による「オーバーツーリズム」への懸念も示された。日本観光庁は高付加価値型体験コンテンツや限定イベントを推進し、観光の質向上と圧力のかかる地域への支援を進めている。
伊與田氏は、2023年に策定された3年戦略のマーケティング計画が最終年度を迎えており、観光消費の拡大、地方訪問の促進、持続可能な観光の推進を三本柱としていると説明。台湾市場では、三つの主要ターゲット層に焦点を当て、各地の特色体験や四季の料理を訴求し、直行便がある都市と連携した地域広報を展開している。
また、台湾市場における教育旅行の潜在力にも触れ、2020年からは国際教育旅行の対象が高校から中学・小学校へと広がり、SDGs理念も取り入れていると説明。昨年は約70名の台湾教育旅行業者を日本に招致し、各地の探究学習プログラムや地域教育資源(防災・平和学習、農家民宿体験など)を実地体験してもらい、高評価を得たという。2024年もこの取り組みを継続し、台湾主要都市で説明会を開催。山陰地域へのプロモーションを強化し、鳥取のほか、島根や山口とも連携し、アート、食文化と融合した広報活動を展開する予定である。
会談の終盤、伊與田氏は、4月に開幕した大阪・関西万博についても触れ、「10月13日まで開催される万博を契機に、訪日観光の波を日本各地に波及させたい」と述べ、台湾からの参加と周遊旅行を呼びかけた。「今こそが訪日観光の絶好のタイミング」と力強く語り、日台観光交流の更なる深化と発展を願って締めくくった。
台湾からは交通部観光署東京事務所主任の王紹旬氏が出席し、日台観光の現状と今後の戦略について報告した。2024年、台湾への訪問客は786万人に達し、そのうち日本からの旅行者は約17%を占め、最多の国となっている。台湾への平均滞在日数は7.39泊で、日本人は約4.8泊。1日あたりの平均消費額は180米ドル、日本人旅行者は198米ドル、団体旅行者は272米ドルに達しており、高い経済貢献を示している。
台湾観光局は2024年より「TAIWAN – Waves of Wonder」ブランド3.0を展開し、「SHARE(共有)、DISCOVER(発見)、ENGAGE(関係構築)、ENJOY(楽しみ)」の四大テーマのもと、台湾の自然と文化の魅力を紹介。10月には新しい国際プロモーション映像の公開も予定されている。
2025年には人気声優・津田健次郎をナレーターに起用した新しい映像作品を公開予定で、阿里山や迪化街など台湾の特色ある地域を紹介するという。台湾観光局は「台遊館」ブランドを通じて、旅行業者、航空会社、グルメ、地域体験を統合し、B2CとB2B双方へのアプローチを強化。テレビ番組やインフルエンサーの招致を進め、東京テレビの『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』の台湾特集を成功例として紹介した。
政府は旅行者向けに5,000元のクーポン、交通費割引、高速鉄道の1+1キャンペーンなど多様な自由旅行支援策を展開。日本各地との観光連携も進められ、京急電鉄の「ビービービー台湾号」広告列車は国際的な賞を複数受賞。今夏には台湾東北角や宜蘭での復刻運行も予定されている。JATAと共催するクルーズ旅行、夜間経済イベント、千人規模の天燈上げ、大学生訪台イベントなども企画されている。
締めくくりとして王氏は、花蓮・石梯坪の海蝕壺穴の風景を例に挙げ、「台湾の絶景、グルメ、人情味をぜひ体験してください。“第四のビービー”はここにいる皆さんに贈ります。台湾で心の宝物を見つけてください」と呼びかけた。
29日夜には歓迎レセプションが開催され、鳥取県第1区選出の衆議院議員・石破茂首相が衆議院名義で祝電を送った。「2025日台観光サミットin 鳥取」の成功を祈念し、祝意を表明。29日には、タイガーエア台湾による「米子鬼太郎空港-台湾桃園空港」定期便が開設され、関係者への敬意が示された。3時間程度のフライトで、食・観光・文化体験を共有できるようになったことで、鳥取と台湾の交流がさらに深まることが期待されている。
「2025年日台観光サミット in 鳥取」。(写真/黃信維) 30日のフォーラム終了後、「鳥取宣言」が発表された。2024年の訪日台湾人旅行者は604万人に達し、「高雄宣言」で掲げた700万人の相互訪問数目標が達成された。今後は「持続可能性」を共通の指標とし、時代に即した形で両国の知恵と力を結集し、健全で均衡の取れた観光交流を促進する。双方は独自の地域文化、自然、食文化を旅行商品に取り入れ、旅行者が地域の伝統と文化を体験しながら地方観光を推進し、環境保護と地域経済の発展に配慮した持続可能な観光を目指す。
政府と民間団体は引き続き連携し、特に 教育旅行など若年層の交流ではスポーツ、文化、サブカルチャーなどのソフトパワーを活用し、未来志向の交流を創出していく。次回の「日台観光サミット」は台湾・苗栗県で開催予定であり、両国は長年の友好と協力を基盤に観光交流をさらに推進し、共存共栄を目指していく。
更多新聞請搜尋🔍風傳媒
最新ニュース
米造船業の凋落はなぜ?建造費アジアの5倍高、トランプ政権の復活戦略は 造船業の再興は、アメリカのドナルド・トランプ大統領が掲げる「MAGA」(アメリカを再び偉大にする)の夢の一つである。しかし、過去10年間で中国の造船企業は商用船舶を6765隻製造し、世界の供給量の半分を占めた。日本は3130隻、韓国は2405隻を納品した。それではアメリカはどれだけ新しい船を作ったのか?その答えは37隻である。この厳しい課題に直面して、トラン......
【新ニュース】がんは年齢を選ばない、予防対策が急務 若年性大腸がん増加の真因が判明 大腸がんは数年間、国民に多発するがんの首位を占めていたが、現在は肺がんに取って代わられた。しかしながら、大腸がんは若年化の傾向にあり、不安の種ともなっている。最近、医学のトップジャーナル『ネイチャー』(Nature)は大型研究を発表し、若い大腸がん患者の腸内に特定の大腸菌が存在することを発見した。この菌は遺伝的毒素を生成し、腸内細胞に潜入して遺伝子を破壊、変......
中国が台湾に攻めれば「世界破滅」 米国防長官が異例の強硬メッセージ 米国国防長官ヘグセス氏は31日、シンガポールのシャングリラ会合で、これまでで最も強硬な対中国・台湾擁護の発言を行った。彼はトランプ政権時代には中国共産党が台湾に侵攻することは絶対にあり得なかったと改めて強調し、米国が同盟国と共に「揺るぎない抑止ライン」を構築し、地域での戦争勃発を防ぐと述べた。中国共産党が武力で台湾侵攻すれば、どのような結果を招くのか?ヘグ......
張鈞凱コラム》反共は正義、「親共」は死すべきか? インフルエンサーの館長(陳之漢)は近日、中国本土を旅行し、全行程をライブ配信すると発表し、自身を「平和の使者」と称している。陸委会の官員はこれを皮肉り、この時代に「平和の使者」と自称する者はいないと述べた。注目されるのは、民進党政権の見解において、「平和の使者」と名乗れないのは一体どのような時代なのかという点だ。それは戦争の時代なのか、敵対関係にある時代なの......
台湾ドル急騰の黒幕判明 中央銀行が異例の声明6本発表 米国大統領トランプが対等関税政策を発表し、市場におけるドルと米国債への疑念を引き起こした。これを受けて、ドルの動向は急落し、国際資金が新興市場に流入した。新台湾ドルは5月の1カ月間で2.088元も急上昇し、上昇率は6.98%に達した。1988年以来の最大の月間上昇幅となる。外国為替市場の激しい変動に直面して、中央銀行は昨日(6月1日)、6項目の声明を発表した......
2025年世界都市ランキング 日本は東京9位、京都100位、台北は60位に オックスフォード・エコノミクス(Oxford Economics)が発表した最新の「世界の都市ランキング2025(Global Cities Index)」レポートによると、世界の50以上の主要都市を対象に、経済力、人材資本、生活の質、環境持続性、都市ガバナンスの5つの観点で評価した結果が明らかになった。世界最高の都市トップ3は、それぞれ米国のニューヨーク、......
評論》「台湾人」に「中国人」と主張する自由はあるのか?──民進党政権の処分方針に波紋 端午節が過ぎたばかり。旺中集団の創設者である蔡衍明氏は、「我本將心向明月,奈何明月照溝渠(私の心は明月に向かっているが、明月は溝に照らしている)」という深い感慨に浸っていることだろう。彼は先日フェイスブックに投稿し、野党の国民党と民衆党に対し、頼清徳総統の「両岸企業買収論」を認め、支持と協力を与えるよう呼びかけた。しかし、陸委員会は直後に厳しい声明を出し、......
トランプ氏の賭け:「アジアの5倍コスト」でも米造船業を再建できるか 米国の造船業は長年にわたり衰退の一途をたどっている。過去10年間、中国は商用船を6,765隻建造し、世界の約半数を占めている。日本は3,130隻、韓国は2,405隻を建造したのに対し、米国はわずか37隻にとどまっている。この現状に対し、トランプ政権はどのように立ち向かうのだろうか。『ニューヨーク・タイムズ』によると、フィラデルフィア南郊にある造船所が韓国......
台湾海峡の緊張に懸念 シンガポール国防相「未来を語り合うべき」 シンガポールのチェン・チュンシン(陳振声)国防相は1日、シャングリラ・ダイアローグで「安全保障や経済分野の競争が激化するほど、意思疎通のチャネルを開き、信頼構築のメカニズムを確立して誤判断のリスクを減らす必要がある」と述べた。彼は台湾海峡の両岸の人々が戦争紛争を望んでいるとは考えていないとし、中国と台湾が未来について話し合うためのコミュニケーションのチャネル......
イーロン・マスク氏「薬物依存」疑惑 NYTが実名報道、本人は全面否定 『ニューヨーク・タイムズ』は5月30日、長編の報道記事を発表し、同日に政府効率部の職務を辞任したイーロン・マスク氏が薬物乱用者であることを明らかにした。ケタミンやMDMA(通称:エクスタシー)、マジックマッシュルームなど、あらゆる薬物に手を出しており、マスク氏は昨年のトランプ氏による米大統領選キャンペーン開始以降、薬物への依存が深刻化し、私生活も一層混乱して......
石垣島〜台湾・基隆の定期フェリーが9月就航へ 片道1万円から、週3便運航 沖縄県・石垣島と台湾北部の港町・基隆を結ぶ定期フェリーが、2025年9月にも正式に就航する見通しとなった。両都市を結ぶこの新航路は、観光客にとって新たな選択肢となるだけでなく、日本と台湾の人的・文化的交流の架け橋としても注目を集めている。この航路の運航にあたって、石垣市は新会社「商船やいま(Yaima Line)」を設立。韓国のクルーズ会社・Panstar ......
TSMCが中東進出へ? UAEと複数回協議、中東に「第2のアリゾナ工場」構想浮上 ブルームバーグニュースによると、世界のチップ業界のリーダーである台湾積体電路製造(TSMC)は、アラブ首長国連邦(UAE)に先進的な製造プロセスを持つ半導体工場を建設することを検討中であり、米国政府関係者と何度も議論を重ねている。TSMCが世界的に多様な展開を推進できるかどうかは、ワシントンの態度次第である。関係者によれば、TSMCはUAEの大統領の兄弟が主......
チエさんインタビュー:夢だった日本生活、そして「好き」が仕事になるまで 台湾出身で現在東京に暮らすチエさん。台湾・桃園(とうえん)から日本への留学を経て就職し、現在は翻訳・通訳の分野で新たな一歩を踏み出している。「風傳媒」のインタビューでは、来日の動機や在学中の苦労、そして弓道・コーヒー・写真など多彩な趣味について語ってくれた。アニメから始まった日本への憧れ台湾・桃園出身で、現在は東京在住のチエさん。留学を経て日本で就職し、翻訳......
台湾映画『余燼』、慶應義塾大学で特別上映──記憶と加害の問いをめぐる白熱討論 2025年5月25日、慶應義塾大学三田キャンパスで、台湾文化センター主催「台湾映画上映会2025」の一環として、台湾映画『余燼』の特別上映とトークイベントが開催された。上映後には、慶應義塾大学経済学部教授で司会を務めた吉川龍生氏をはじめ、日本大学文理学部教授で台湾文学研究者の赤松美和子氏、そして本企画のキュレーターを務めた映画監督リム・カーワイ氏の三名が......
仏教はAIとともにどう歩むか?熊谷誠慈教授が語る、信仰とテクノロジーの可能性 2025年5月16日、公益財団法人フォーリン・プレス・センター(FPCJ)のオンライン・プレス・ブリーフィングで、京都大学人と社会の未来研究院 副研究院長・教授であり、現役の僧侶でもある熊谷誠慈氏が、「仏教はAIとともにどう歩むか?」をテーマに講演を行った。寺院の消滅が進む日本で、仏教と人工知能(AI)を融合させることで信仰の未来を切り拓けるのか。その可能性......
Lynnさん語学ゼロからBEAMS就職 日本で奮闘の日々 Lynnさんは東京在住の、BEAMS海外事業部に勤務する台湾出身の女性です。今回《風傳媒》のインタビューを通して、彼女はこの6年間の日本での奮闘の日々を振り返りました。言葉が通じないところから始まり、日本の職場に少しずつ溶け込み、長期ビザを取得するまでに至った彼女の歩みは、不安に満ちつつも、強い意思で築かれてきたものです。これからの生活や仕事については模索中......
スターラックス航空、台北〜オンタリオ直行便を新規開設 初便搭乗でソニー最新イヤホン贈呈も! 台湾のスターラックス航空(STARLUX Airlines)は6月2日より、台北とアメリカ・カリフォルニア州のオンタリオ国際空港(ONT)を結ぶ直行便を新たに開設する。これにより、同社の北米路線はロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルに続く4都市目となる。スターラックス航空は今回の新路線就航を記念し、台北発の初便にファーストクラスまたはビジネスクラスで搭乗......
賴総統、訪米国議員に購買リストを提示 米国メディアが特別報道 米トランプ大統領が最近、台湾製品に対して最大32%の関税を課すと発言し、台米間の経済貿易に緊張が生じている。これに対し、賴清德総統は今週、来訪したアメリカの議会代表団を迎えた際に、台湾がエネルギー、農産品、工業製品、軍事装備を含むアメリカ製品の調達を拡大し、アメリカ側の懸念に応えるとともに、双方向の経済貿易と安全保障の関係を強化していくと正式に表明した。フォ......
阿里山より凄い! 台湾で一番の観光列車が話題、地元民も絶賛「必見コース」 台湾のローカルな風景を気軽に楽しみたいが、移動の手間を省きたい人には「観光列車」でのゆったりした旅がおすすめだ。観光列車は単なる交通手段ではなく、移動する観光スポットのような存在で、車内デザインから食事のサービスまで、細部にわたりこだわりが詰まっている。外の風景が変わるにつれ、異なる旅行の雰囲気を味わえる。ラグジュアリーな食事を楽しんだり、小旅行を楽しんだり......
【サマーソニック2025】8月16日・17日に東京・大阪で同時開催! 日本を代表する都市型音楽フェスティバル「SUMMER SONIC 2025」が、8月16日(土)・17日(日)の2日間にわたり、東京(ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ)と大阪(万博記念公園)の2都市で同時開催。今年も世界の音楽シーンを色濃く反映した国際色豊かなラインナップに加え、多彩なステージ演出と特別企画が展開される。アーティスト ラインナップメインス......
日本での11年、理想と現実の間で見つけた道──台湾出身・歩小心さんが語るキャリアと挑戦 台湾出身の歩小心さんが風傳媒の取材に応じ、日本での生活やキャリア形成について語った。歩さんは「日本語を学びたい」という思いから2014年春、語学留学として来日。当時の日本語能力はN4〜N3レベルであり、東京の語学学校に1年間通った後、さらなる向上を目指し東京大学の研究生となった。もともと台湾でテレビ局記者として2年以上勤務していた歩さんは、「同じ生活を続ける......
IAEAが福島第一を再訪問 ALPS処理水の監視体制を現地確認 日本政府は、東京電力福島第一原子力発電所からのALPS処理水の海洋放出に関する国際的な監視体制の一環として、国際原子力機関(IAEA)によるタスクフォースが5月26日から30日までの間に訪日し、現地レビューを実施すると発表した。これは、外務省が5月20日に在日外国報道機関向けに配信したプレス資料によって明らかになった。福島第一原発の外(AP通信)。今回のレビ......
海外赴任は割に合わない?EY調査で明らかになった待遇ギャップ EY税理士法人は9日、国内企業を対象とした「第8回EYモビリティサーベイ」の結果を発表した。この調査は2025年1月から3月にかけて、国内の上場・非上場企業245社を対象に実施されたもので、海外赴任者に対する給与・手当、規定整備の現状、そして労災保険制度の加入状況について実態が明らかになっている。調査によると、海外赴任者の給与体系は「購買力補償方式」を採用......
デンソー×ロームが半導体強化 戦略的パートナーシップで合意 自動車部品大手のデンソーと半導体メーカーのロームは8日、半導体分野における戦略的パートナーシップの構築に向けた基本合意に達したと発表した。両社は2024年9月から協議を重ねており、今回の合意で関係をさらに強化していく方針だ。シリコンウェハー(写真/柯承惠撮影)。近年、電動化や自動運転といった次世代車両の実現に向けて、半導体の重要性は急速に高まっている。......
【プロ野球】「マイナビオールスターゲーム2025」のプラクティスユニフォームデザインが決定 2025年に開催される「マイナビオールスターゲーム2025」で、試合前の練習やホームランダービーの際に監督や選手が着用する。プラクティスユニフォームのデザインが決定した。このユニフォームの公式サプライヤーには、スポーツアパレル事業を手がけるファナティクス・ジャパン合同会社(東京都港区、マネジング・ディレクター:川名正憲氏)が選ばれている。野球試合。ファナティ......
東大が約70年ぶりに新学部!「UTokyo College of Design」誕生へ 東京大学は先日、新しい教育課程となる「UTokyo College of Design(東京大学デザイン学部)」の創設を発表した。開設は2027年9月の予定で、これは1958年の薬学部以来、およそ70年ぶりとなる新学部設立となる。写真は東京大学総合図書館(Wiiii/ウィキペディアより)「UTokyo College of Design(東京大学デザ......
夢を追いかけて日本へ──イラストレーターDoryさんの東京ワーキングホリデー生活記 台湾出身のイラストレーター兼グラフィックデザイナーDoryさんは、現在東京で1年間のワーキングホリデー生活を送っており、その旅もまもなく終わりを迎えようとしています。この旅は、気まぐれな冒険ではなく、何年もかけて温めてきた夢をようやく実現したものでした。彼女は大学時代に日本への交換留学を目指しましたが、新型コロナウイルスのパンデミックにより、その計画は中断さ......
TICAD9に向けた日本のODA戦略を村上参事官が解説 — 民間連携の重要性を強調 外務省国際協力局参事官兼アフリカ部参事官の村上顯樹氏は5月22日、公益財団法人フォーリン・プレスセンター(FPCJ)が主催するオンライン プレス・ブリーフィングに登壇し、「TICAD9を通じた日本とグローバル・サウス諸国との関係強化」をテーマに講演を行った。2025年8月に横浜で開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD9)を見据え、日本が進める新たなOD......
遠洋航海中の「いつくしま」 米沿岸警備隊と連携訓練 海上保安庁は5月14日、遠洋航海中の海上保安大学校練習船「いつくしま」が米国サンフランシスコ沖で、米国沿岸警備隊(USCG)と合同訓練を実施したと発表した。本訓練は、日米海上保安機関による協力枠組「SAPPHIRE(サファイア)」の一環として行われたもので、両国間の実務的連携と相互理解を深める貴重な機会となった。写真は、現役のアメリカ海軍ニミッツ級空母10番......
米国務長官、一部中国人学生のビザを「積極的に」取り消しへ 影響範囲は? 米国のマルコ・ルビオ国務長官は米東部時間5月28日、中国共産党と関わりのある学生や、機微な分野を学ぶ学生を対象に、一部中国人学生のビザを取り消すと発表した。この決定は米国の国際教育システムに重大な影響を及ぼし、影響範囲は全米の110万人以上の留学生に及ぶ可能性がある。ルビオ氏はSNSプラットフォームXで、「積極的に」中国人学生のビザを取り消すと発表した。中国......
「幽霊署名」が拡大!台北市議・張斯綱氏、個人情報流用の疑いで送検へ 台湾・台北地検は、台北市の「二つの呉(呉思瑤氏と呉沛憶氏)」に対する罷免(リコール)提議書に偽造の疑いがあるとして捜査を進めており、本日(29日)、調査局台北市調査処に指示を出し、国民党台北市議員の張斯綱(ちょう しこう)氏を呼び出して事情を聴くことになった。専門チームの分析によると、一部の個人情報は張氏が4年前に発起した罷免の署名活動から来ている可能性があ......
米中AI大戦の行方──鍵を握るのは「速度」ではなく「応用力」 NVIDIAのジェンスン・フアン(黃仁勳)氏が最近発言した「中国はAI分野でアメリカに後れを取っていない」という言葉は、シリコンバレーの技術業界の主要人物にとっては賛同しがたいかもしれない。先週のGoogle I/O大会で、最新のGemini AIモデルは世界最速で、トークン出力速度がDeepSeekの10倍であると主張された。しかし、「日本経済新聞アジア版......
離陸からわずか6分で発火、韓国海軍P-3C哨戒機が浦項の山中に墜落 4人全員が殉職 韓国軍は本日(5月29日)、再び事故の報告を受けた。海軍所属の巡回偵察機が南部都市・浦項(ポハン)の山岳地帯に墜落し、現場から黒い煙が立ち上る様子が地元メディアにより公開された映像で確認された。一日中の捜索救助活動を経て、韓国海軍はP-3CK偵察機に乗っていた4名(将校2名、士官2名)が全員死亡したことを確認したが、殉職した軍人の氏名および階級はまだ公表さ......
台湾で次に「地下鉄を建設すべき」都市はどこか?ネットユーザーが挙げる1都市:建設も維持も可能 通勤需要が増加し続ける中で、地下鉄は人々の重要な日常移動手段となっている。現在、台湾の5つの主要都市すべてが地下鉄システムを持っており、基隆地下鉄も2032年に開業する予定である。「次に地下鉄を拡大すべき都市」がネットユーザー間で話題になっている。新竹が最も地下鉄建設の可能性が高いと注目!ネットユーザー:「技術都市なのに地下鉄がないのはおかしい」25日にある......
世界最大のスタバが「Dream Plaza」に出店確定 統一会長「為替が最大リスク」 台湾の統一企業は29日、株主総会を開催し、2024年の財務報告と利益分配案を承認した。年間純利益は2067.3億台湾ドルに達し、前年比12.74%増で4年ぶりの高水準を記録した。1株当たりの純利益は3.64台湾ドルで、現金配当は3台湾ドルと決定された。統一企業は2024年の年間売上が6576.37億台湾ドル、利益率は前年より0.39ポイント上昇し32.71%......