台湾で次に「地下鉄を建設すべき」都市はどこか?ネットユーザーが挙げる1都市:建設も維持も可能

2025-05-30 16:59
地下鉄の優先整備を求める声がネット上で最も多く寄せられたのは、ある都市だった。(イメージ図/Unsplash)
目次

通勤需要が増加し続ける中で、地下鉄は人々の重要な日常移動手段となっている。現在、台湾の5つの主要都市すべてが地下鉄システムを持っており、基隆地下鉄も2032年に開業する予定である。「次に地下鉄を拡大すべき都市」がネットユーザー間で話題になっている。

新竹が最も地下鉄建設の可能性が高いと注目!ネットユーザー:「技術都市なのに地下鉄がないのはおかしい」

25日にあるネットユーザーが台湾最大の掲示板のPTT八卦版で「次に地下鉄を建設すべき都市はどこ?」と問いかけたところ、「新竹」が最も支持を集めた。多くの人が「科学園区」を有する都市でありながら、長らく地下鉄がないことを不思議に思い、「新竹は建設も運営も可能である」と指摘した。

実際には、新竹地域は2023年に「大新竹地域のライトレール網計画」を提案し、基本設計では4路線(赤、青、緑、橙)を含んでいる。まだ計画段階だが、最も実現可能な地下鉄の代替案と見なされている。

  • 「赤線」は旧市街、新竹駅、新荘駅から新竹高鉄駅を結び、総延長17.1キロ。
  • 「青線」は高鉄新竹駅から光明六路と光復路を経て新竹駅に戻る全長13.1キロ。
  • 「緑線」は東西方向のルートで、新竹旧市街と公道五路開発地区をサービスし、総延長12キロ。
  • 「橙線」は竹科園区に深く進入し、通勤における自家用車依存を低減することを目標としており、総延長7.1キロ。

また、多くのネットユーザーが台中を名指しして「1本の路線だけでは何もできない」、「いくつか増設してほしい」と言ったり、ほかにも大衆交通が不便な地域、例えば澎湖や台南を優先的に考慮すべきだとする意見もある。しかし、「高雄ですらうまくいっていない」や「高雄の地下鉄はまだ一両も満席になったことがない」と言い、建設の効果を疑問視する声もある。

台湾ニュースをもっと深く⇒風傳媒日本語版X:@stormmedia_jp