アメリカのトランプ大統領は、外国人留学生に対する審査を強化している。アメリカ国務長官のルビオは、中国共産党に関与しているか、重要分野を学んでいる2種類の学生を積極的に審査し、彼らのビザを取り消すと表明している。また、今後は中国や香港からのビザ申請基準を見直し、強化する方針である。
国家安全保障への懸念 トランプ「外国人留学生を制限」
トランプ政権は国家安全保障を理由に、ハーバードやコロンビアなどのエリート大学を対象にし始め、アメリカの高等教育システムや外国人留学生に対する審査を強化している。これに伴い、中国本土の一部の学生のビザを取り消すために、ビザ基準が見直されることが確実視されている。
また、27日には国際学生のビザ面接が一時停止され、ルビオはSNSプラットフォームXで、「中国共産党に関連がある」、「重要分野で学んでいる」中国人学生が直接影響を受けると述べ、申請者のSNS審査基準も強化される見込みである。
外国人留学生の約25%を占める 中国人留学生に注目
アメリカの高等教育の総学生数は約1900万人に達し、外国人学生はその5.9%を占めている。このことから、外国人留学生の学費がアメリカ国内の学校にとって重要な収入源であることは明らかである。国際教育協会（Institute of International Education）の2023-2024年度のデータによると、インドと中国の学生は110万人の外国人学生の半分を占めている。
編集：佐野華美
（関連記事： アメリカ若年層の「政治への怒り」トランプを再び支持したミレニアル世代とZ世代が感じる不満 ｜ 関連記事をもっと読む ）世界を、台湾から読む⇒風傳媒日本語版X：@stormmedia_jp
