日本防衛省初確認:中国の航空母艦が東シナ海で艦載機の離着陸訓練

2025-05-27 18:04
(統合幕僚監部の公式サイトより)

日本防衛省は5月25日、中国海軍の航空母艦「遼寧」が沖縄県尖閣諸島付近の東シナ海で航行し、その海域で艦載機の離着陸訓練を行ったと発表した。日本航空自衛隊はただちに戦闘機を緊急発進させて対処したが、領空侵犯は発生しなかった。

防衛省の統合幕僚監部によると、25日午前7時ごろ、海上自衛隊が沖縄県尖閣諸島の久場島北方約200キロの地点で、航空母艦「遼寧」と複数の護衛艦を含む中国艦隊が航行しているのを確認した。遼寧艦は複数回にわたり戦闘機やヘリコプターの離着陸演習を行った。中国艦隊の動向に対し、航空自衛隊は即座に戦闘機を発進させて警戒にあたり、潜在的な脅威に対する防御を行った。防衛省は今回の行動により、日本の領空が侵害されることはなかったと強調している。

(翻攝日本統合幕僚監部網站)
(スクリーンショット/統合幕僚監部の公式サイトより)

日本放送協会(NHK)は、これは防衛省が中国の空母が東シナ海で戦闘機の離着陸を行ったことを初めて公開したものであると述べる。

防衛省は、中国軍の最近の活発な軍事行動に対し、日本政府は外交ルートを通じて何度も強い懸念を表明し、引き続き関連の動向を注視していくことを述べた。また、今月3日には中国海警局のヘリコプターが尖閣諸島付近で領空侵犯を行う事件が発生しており、日本防衛省などは警戒と監視を強化し、周辺空域の安全を確保するとしている。

(翻攝日本統合幕僚監部網站)
(スクリーンショット/統合幕僚監部の公式サイトより)

世界を、台湾から読む⇒風傳媒日本語版X:@stormmedia_jp