台中ー神戸線、就航 台湾中部と関西地方の観光連携強化へ

台中市観光旅遊局チームと関西地域の観光業者が交流を行う(写真提供:台中市政府)
目次

STARLUX航空の「台中-神戸」線就航はまもなくだ。関西観光本部は12日、約140人の観光プロモーション団体を率いて台中市を訪問。一行には関西圏の観光局、旅行業者、宿泊施設関係者らが参加。中台湾市場の開拓に向け、本格的な観光誘致に乗り出した。

イベントの主催者である関西観光本部は、観光旅遊局長の陳美秀氏を特別に招待。陳局長はスピーチで、双方が緊密に協力し、両地域の観光発展を推進して「Win-Winの関係を築く」と強調した。

関西観光本部の池本昌平本部長は「新路線就航により、台中と関西は観光市場における重要なパートナーとなる」と強調。同プロモーション活動を両地域の観光交流促進の契機とする考えを示した。

台湾中部の観光客増加に期待

台中市観光旅遊局の陳美秀局長によると、関西観光本部は2府8県で構成される同地域唯一の広域DMO(観光地域づくり法人)であり、台湾人に人気の京都・大阪・奈良・兵庫などが含まれていると説明。特に、鳥取県とは観光友好協力協定を締結し、2月には鳥取県観光交流局の遠藤局長が台中市を訪問するなど、交流が活発化している。

観光旅遊局によると、関西地域は豊かな文化と食文化を有し、一方、台中は山・海・農村・都市の独特な特徴を持つ点が、双方にとって魅力的な観光目的地となると述べた。台中-神戸路線の開設は両地域の観光客に大きな利便性をもたらし、双方の観光産業の発展にも大きく貢献するだろう。

又、観光旅遊局によると、更なる双方向の交流強化のため、4月下旬に台中市政府が南投県・彰化県・苗栗県のプロモーションチームを率いて神戸を訪問予定だと​述べた。​台湾中部の観光資源を積極的にPRし、日本人観光客の誘致拡大を目指す。新路線就航で両地域からの観光客増加が期待される。

台湾ニュースをもっと深く: 風傳媒日本語版Xをフォロー👉 @stormmedia_jp