監察院長の陳菊氏は昨年12月末に脳卒中が発見され、高雄医学大学附属病院に入院して治療を受けた。監察院の李俊俋秘書長は5日、陳菊氏が他人に言われたくないという理由で、入院期間中の1月と2月の給与を国庫に返納したと述べ、院長の月給が約20数万元(100万円台)であることを明かした。しかし、メディア関係者の黃揚明氏はフェイスブックで「これは誤った情報である」と指摘した。
陳菊氏は昨年末に風邪で高雄医学大学附属病院を受診したが、健康診断で右腎臓に腫瘍が発見され、手術後退院前に左側脳血管の閉塞が発生した。高雄医学大学附属病院はその時、陳菊氏の健康状態は安定しており、院内でリハビリテーションプログラムも手配したと述べた。李俊俋氏は、院長の月給が約20数万元であり、陳菊氏が入院期間中に出勤していないため、人々に言われたくないという理由で、入院期間中の給与を返納することを決定し、現在1月と2月の計2か月分の給与を国庫に返納したと述べた。 (関連記事: 監察院が”北海道でヒグマ視察”? 海外出張予算に、「税金の無駄遣い」と議員が批判 | 関連記事をもっと読む )
しかし、黃揚明氏は、監察院秘書長が記者に監察院長の月給が約20数万元であると述べたのは誤った情報であると指摘した。人事行政総処の「政務人員給与表」によると、五院院長の月給は36万余元であり、今年の3%の昇給もまだ考慮されていない。3%の昇給を加えると、37万余元(180万円台)になるはずだと述べ、「なぜこれさえ事実確認しないのか」と疑問を呈した。
編集:高畷祐子
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