元マリナーズの英雄二人が共演 グリフィーJr.『日本酒持ってきて、ルーキー』とイチロー祝福

2025年1月21日、イチローの米野球殿堂入り記者会見に先立ち、シアトルのTモバイルパーク・大型スクリーンにイチローの写真が映し出された。(AP通信)

米国野球記者協会(BBWAA)は21日、投票結果を発表。イチローは394票中393票を獲得し、満票まであと1票というところだったが、得票率99.7%は史上2位の高率で資格を得て初年度での殿堂入りを果たした。

MLBネットワークは21日、殿堂入り投票結果を生中継。イチローはビデオ通話で出演し殿堂入りの感想を語った。7月に野球の聖地クーパーズタウンで行われる殿堂入り式典で、最も会いたい殿堂入りメンバーを尋ねられ、イチローはグリフィーJr.と答えた。

グリフィーJr.とイチローはシアトル・マリナーズの異なる時代を代表するスーパースターだ。グリフィーJr.は1990年代に活躍し、イチローが2001年にマリナーズに加入した時には既にチームを去っていた。ただし、グリフィーJr.は2009年、2010年にマリナーズに復帰し二人は同じチームでプレーした経験がある。

一人はマリナーズ史上の本塁打王、もう一人は日本人ヒットマシン。二人の伝説的選手はお互いを認め合っている。テレビ中継では、グリフィーJr.がサプライズゲストとして登場し、ビデオ通話でイチローの殿堂入りを祝福した。

各界がイチローの高得票での殿堂入りを予想していたにもかかわらず、グリフィーJr.は「彼は偉大な選手であるだけでなく、グラウンドの内外でファンのために多くのことをしてきた。これは多くの人が知らないことだ」と述べ、発表の最後の瞬間まで緊張していたと語った。

8年前に殿堂入りを果たしたグリフィーJr.は、ユーモアを交えてイチローを祝福:「これは大きな栄誉だ。早く会いたいよ。でも一つだけ…日本酒を持ってこなきゃいけないよ。これはルーキーのルールだ。25年経って、君はまた新人になったんだ。上等な日本酒を持ってきて、みんなで楽しもう。」

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