独占》賴清徳政権は保護費を支払うしかないのか? 呉釗燮が特別ルートで訪米、トランプ新安全保障チームと水面下で接触!

2025-01-22 15:32
傳媒の取材によると、国家安全保障会議秘書長・呉釗燮氏は近日中に訪米しトランプ政権国家安全保障チームとの接触・調査を行う予定だと判明した。(柯承惠撮影)
傳媒の取材によると、国家安全保障会議秘書長・呉釗燮氏は近日中に訪米しトランプ政権国家安全保障チームとの接触・調査を行う予定だと判明した。(柯承惠撮影)
目次

アメリカのトランプ大統領が20日にホワイトハウスに強力な形で復帰後、最初のアクションとして中国・習近平国家主席に電話をし、100日以内に北京訪問で習近平氏との会談を表明した。これにより米中台関係に変化が生じる見通しに。トランプ氏は台湾が米国の半導体ビジネスを「盗んでいる」と非難し、台湾は「保護費」を支払っていないと指摘。「暴力団でさえ保護費を取る」と強調した。トランプ氏の台湾に対する混乱した冷酷な発言に対し、賴清徳政権は単に保護費を支払う準備をするしかないのだろうか。

風傳の取材によると、賴清徳総統の指示の下、国家安全保障会議秘書長の呉釗燮氏は近日中に訪米予定。「特別なチャネル」を通じトランプ新政権の国家安全保障チームメンバーとの接触・調査を行い、米台ハイレベル戦略対話の継続を確認予定だ。短期の会談で任務を遂行した後、速やかに帰国するという。

韓國瑜氏が代表団を率いて式典参列、呉釗燮氏は水面下で接触

世界の注目を集めるトランプ氏の就任式において、台米関係も国民の関心の的となっている。表向きには、立法院長の韓國瑜氏が8人の台湾代表団を率いてワシントンDCを訪問。悪天候により第一キャピタルアリーナでの就任式参列となったが、室内の座席不足で「入場できない」状況となったが、外交部と駐米代表部の尽力により韓國瑜氏と駐米代表の俞大㵢氏は連邦議会議事堂内の解放ホール(Emancipation Hall)で式典を見学。他のメンバーは第一キャピタルアリーナ・VIPエリアで大画面を通じて式典を同時視聴した。5泊6日の強行日程で、トランプ氏の就任式参列の他、連邦議会議事堂・ワシントンDCの二大シンクタンクを訪問予定。

立法院長韓國瑜帶領的台灣代表團成員8人訪美,韓國瑜與駐美代表俞大㵢在國會山莊內的解放廳(Emancipation Hall)觀禮,其他成員在另一會場「第一資本體育館」(Capital One Arena)貴賓區,透過大螢幕同步觀禮。(韓國瑜臉書)
立法院長・韓國瑜氏が率いる8人の台湾代表団が訪米。韓國瑜氏と駐米代表の俞大㵢氏は連邦議会議事堂内の解放ホールで式典を見学した。(韓國瑜氏のフェイスブックより)

一方、水面下では政府も「台米安全保障ハイレベル」会談を密かに計画。国家安全保障高官は水面下で着実に動いており、呉釗燮氏は近日中に訪米し、「特別なチャネル」を通じてトランプ新政権の国家安全保障チームとの接触・調査を行う予定だ。この台米安全保障ハイレベルのチャネルは2019年に確立され、既に数年の実績がある。2023年2月には、当時の国家安全保障会議秘書長の顧立雄氏と外交部長の呉釗燮氏が訪米し、ワシントンDCからポトマック川を挟んだバージニア州北部にあるAITワシントン本部で会談。2024年8月下旬には、国家安全保障会議秘書長の呉釗燮氏と外交部長の林佳龍氏がワシントンDC近郊で「特別なチャネル」会談を行っている。 (関連記事: トランプ大統領就任後初の行動 「本日より米国には男性と女性しか存在しない...」:多様な性を終止宣言 関連記事をもっと読む

ルビオ氏の2つの台湾支持発言:ヤマアラシ戦略を支持、国際参加を後押し

国際戦略の専門家である譚耀南氏は風傳の取材に対し、「現政権の国家安全保障チームはトランプ政権の国家安全保障チームと『距離が近い』」と分析。トランプ新政権の国家安全保障チーム要人である国務長官のルビオ氏(Marco Rubio)は、対中強硬派であり台湾支持の重鎮でもある。ルビオ氏は15日の議会公聴会で2つの台湾支持発言を行った。「ヤマアラシ戦略」いわゆる、分散型の小型兵器によって中国軍に深刻な打撃を与えるような戦略を強く支持し、中国に侵攻のコストが得られる利益を大きく上回ることを認識させ抑止効果を達成する。次に、北京の「一つの中国」原則主張の如何に関わらず、米国は台湾の国際フォーラム参加を全力で推進する。

最新ニュース
「台湾喪失」でも米国民は平穏な生活を維持か 米高官が本音を語る:「利益はあるが生死に関わらず」
台北ランタンフェスティバル2025開幕! 金運アップの「蛇年」限定ランタンも
初のプロシーズンに向けて 張峻瑋「焦らず、コントロールと下半身強化を」
呉典蓉コラム:大規模リコール運動で賴清德政権は早くも「ガベージタイム」入りへ
元マリナーズの英雄二人が共演 グリフィーJr.『日本酒持ってきて、ルーキー』とイチロー祝福
「両岸関係に過度な期待はすべきではない」元外務大臣官房長 垂秀夫氏、台湾との親交・駐台経験を語る
トランプ大統領就任後初の行動 「本日より米国には男性と女性しか存在しない...」:多様な性を終止宣言
論評:志願兵が逃げ出す今、「台湾は勇敢」はどこにあるか?
【地震速報】嘉義で震度6弱の地震発生 50年間で最大規模 台南で家屋倒壊も
トランプ経済学》トランプコイン、取引至上主義から経済的賭けまで 暗号通貨で世界金融ルールを更新
トランプ氏の一声でTikTok復活!?サービス停止から14時間後、米国でのサービス再開を発表
論考:民進党の側翼とエコーチェンバーの発生源
TSMC受注危機へ? 日本の国家チームRapidus、専門家が指摘する脅威とは:先端チップ顧客は様子見の姿勢
Bリーグ》初のオールスターゲーム出場 游艾喆のアシストでガディアガがダンク・曾祥鈞もスラムダンクを披露
空港の保安検査で要注意!5つのNG行動 「あくびが多すぎ」でも引っかかる可能性
なぜ大人が夢中に?バフェットも「稼ぐ宝石」と呼ぶ“人形ブーム”に注目
揃ってオールスターゲーム出場へ 台湾人選手ガディアガ、游艾喆、曾祥鈞が日本リーグでの経験を語る
「芭蕉の芽」が日本国際漫画賞銀賞を受賞 文化部が台湾漫画家・左萱氏を称賛
“台湾グルメの奇跡”の想いを込めて! 下北沢の台湾料理店「台湾綺鷄」が伝統の味を守る
要注意!スーツケースの「この2つ」があると税関で罰金? 空港で思わぬ出費に
賴清德政権下で初の死刑執行 元恋人と母親を絞殺した黄麟凱死刑囚に銃殺刑
高雄で異文化フェス、2月に開催! 陳其邁市長と4カ国代表団が熱唱
『天井』を突破した日本株、さらなる好材料で今後も高値更新か
何思慎観点: 石破首相が日中与党交流を強化、「日本有事」を警戒
高速鉄道での滞在時間、注意忘れで2500元罰金! 意外な規則とは
グリーンランドが米国51番目の州に? 『米国の州』か『独立』か 揺れる民意
TSMC危機か?日本Rapidus社が巨額補助金で追い上げ 勝負の行方は“様子見程度”か
韓国憲政史上初、現職大統領を逮捕! 1000人以上の部隊が官邸の防衛線を突破、尹錫悦氏を拘束
かわいすぎる!2025高雄ランタンフェスティバル「ちいかわ」ランタンがお披露目
TikTokの救世主はトランプではなくマスク? 「北京当局、支援要請を検討中」と報道
Rapidusの北海道工場設立、なぜ熊本の半導体集積地を選ばなかったのか? 外部取締役の小柴満信氏が力説
台湾有事の対中制裁『段階的アプローチを』米専門家が提言
7日間で約17億元が騙し取られる 台湾警察が公開した『要注意キーワード18選』
司法の正義とは柯文哲の釈放か?前副総統呂秀蓮『与野党は司法を踏み躙っている』と批判
中国、特殊軍事揚陸艦の製造が発覚   120メートル以上に伸張可能・戦車の台湾上陸を実現
2025東京オートサロン トヨタGR Yaris M、日産 GT-R NISMOが登場!
韓国旅行の注意点! ソウルの公園や観光地で野生動物に餌付け禁止、高額罰金の恐れ
民衆党が痛烈批判、頼清徳の独裁的権威体制に宣戦布告 「民進党は最も嫌な姿だ!」
桃園空港「電動スーツケース使用禁止」を発表 日本の街中での使用も罰金の恐れ
ロサンゼルス現場レポート:数千ヘクタールの高級住宅地が廃墟と化し、12時間燃え続ける消火困難な大火災
民進党議員と検察官らが「最低料金6万元」ミシュラン高級店で会食 民衆党から批判
舞台裏》民進党 総統と総括が対立、二重罷免案めぐり攻防
《強制・虐待》桃園少年観察所の虐待事件の実態とは? 被害者が勇気を出して告発
舞台裏》賴清徳、宜蘭の民主聖地奪還へ強い意思 2026年の障害を自ら排除
台湾政治 分析:陳時中が卓栄泰の発言を横取り、柯建銘が賴清徳に反旗
メキシコ 大統領、トランプの奇説に反撃:「アメリカこそ『メキシコ・アメリカ』に改名すべき!」
【台湾】空軍がパトリオットミサイル演習を異例の公開 「脳」と「目」持つ防空システム
北京「腐敗撲滅・反腐敗」に民衆は疲労 逮捕された官僚は「役者」との声も