罷免案(リコール)が火のように勢いよく展開している中、中央選挙委員会が現在受け取った罷免案の提出数は21件で、そのうち20件が立法委員の罷免案である。この状況について、緑陣営から罷免案を出された国民党立法委員の羅智強は、7日の政治討論番組『新聞大白話』で、「この一年間、台湾が動揺し続けているのは、与党が先頭に立って引き起こしたものだ!」と述べた。民進党がこの「大罷免」を起こしたのは台湾の民主制度を破壊するためだと考え、大罷免の発起人である民進党立法委員の柯建銘を「道化師」と痛烈に批判し、毎日憎しみを吸収していると指摘した。
羅智強は、民進党の陽謀は政府を監督するあらゆる力を一掃することだと述べた。いわゆる「中国に抵抗し台湾を守る」というカードを出せば、投票を刺激できるだけでなく、青陣営の立法委員を直接赤く塗りつぶすことができるという。羅智強はまた、罷免の連署の敷居は非常に低いが、鍵となるのは最後に民主主義を守る力が現れるかどうかだと考え、「立法院の抑制力が根こそぎ断たれた後、民進党は間違いなく300倍以上傲慢になるだろう」と述べた。
民進党はまるで「無限の弾丸」を持っているかのよう
羅智強は、現在の野党が与党と対抗するのは「小エビが大クジラと戦う」ようなものだと考えている。その理由は、民進党の背後に国家資源の支えがあり、まるで「無限の弾丸」を持っているかのようだからだ。青鳥集会を開くのにも食事を提供できるほどで、民進党創立時の草の根のイメージとは大きく異なっている。また、柯建銘と賴清德は「白と黒の顔」の対であり、柯を「道化師」と痛烈に批判し、憎しみを吸収していると指摘。一方で賴清德は後ろに隠れて全く止める様子がないと述べ、与党に対して「まさにあなたたちが台湾を動揺させ続けている」と訴えた。
編集:高畷祐子
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