キリンBARビール中国製なのに「台湾オリジナル」と標榜 緑委が激怒:台北市政府は対応しないのか

立法委員の郭国文氏が指摘、中国製のキリンBARが中華民国の国旗を使用して消費者を誤導していると。(郭国文氏のフェイスブックより)

民進党立法委員の郭国文がフェイスブックにて、キリンBARビールは中国の工場で生産されているにもかかわらず、マーケティングで中華民国の国旗を使用しており、雪山ビールも同様に中国製でありながらアメリカの国旗を使用していることについて、消費者を誤導する恐れがあると指摘し、「台北市政府は対処しないのか?中国ビールに本土醸造業を蝕ませ続けるのか?」と述べた。

郭国文はフェイスブックへの投稿で、キリンBARビールは日本企業の監修ではあるものの、製造工場は中国にあり、マーケティングにおいて公式サイトで「台湾オリジナルブランド」と記載し、さらに中華民国の国旗を直接使用していることについて、消費者を誤導する恐れがあると指摘した。

郭国文は、「たばこ酒管理法施行細則」第12条の規定により、酒類の広告または販売促進において、他の地理的出所からの製品であると誤認させてはならないと指摘し、「特に中国製ビールは、中国中央政府および地方政府からの各種補助金を受けることができるため、台湾でのマーケティングに多額の予算を使用できる」とし、このような行為は規定違反に該当すると述べ、「台北市政府は対処しないのか?中国ビールに本土醸造業を蝕ませ続けるのか?」と問いかけた。

郭国文は、キリンBARビールに加えて、雪山ビールも中国で製造生産されているにもかかわらず、アメリカの国旗を使用してマーケティングを行っていると批判し、同様の問題について以前にも告発したが、台北市政府が対処しなかったことを指摘し、今回はより深刻な事態であり、台北市政府は対応すべきだと述べた。 (関連記事: 台湾人の口癖、日本人にとって不快⁈ 喧嘩を売られているような…台湾在住10年でも慣れない言葉とは 関連記事をもっと読む

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​編集:高畷祐子 

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