2023年に在任中の岸田文雄前首相に対する殺人未遂事件で、検察側は被告に懲役15年を求刑していたが、和歌山地方裁判所は17日、被告に懲役10年の判決を言い渡した。
《NHK》の報道によると、2023年4月、和歌山市雑賀崎漁港で選挙応援中の岸田首相に爆発物を投げつけたとして、木村隆二被告(25)が現行犯逮捕された。この事件で岸田首相に怪我はなかったものの、警察官1名と一般市民1名が軽傷を負った。投げつけられた爆発物は人命を奪う可能性があったとして、木村被告は殺人未遂罪などで起訴された。
2月4日の初公判で木村被告は「殺意はなく、注目を集めたかっただけ」と主張したが、検察側は被告が製造した自作爆弾に殺傷能力があったと指摘。2月5日の公判では警察庁の爆発物専門家が、実験の結果、当該爆発物の威力は通常の銃弾を上回り、人体に重大な危害を及ぼし得るものだったと証言した。
これらを踏まえ、和歌山地裁は19日、木村被告に殺人未遂罪で懲役10年の判決を言い渡した。
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編集:梅木奈實 (関連記事: 日本の戸籍国籍欄に「台湾」表記、中国が反発 日本政府「内政問題」と一蹴 | 関連記事をもっと読む )
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