世論調査》大規模リコールが自身に飛び火?頼清徳氏の信頼度が50%を下回り、不満度は就任以来最高に

総統就任から9ヶ月を迎えた頼清徳氏について、《美麗島電子報》が本日(25日)最新の世論調査を発表。(総統府公式サイト)

総統就任から9ヶ月を迎えた頼清徳氏について、『美麗島電子報』は本日(25日)、最新の世論調査を発表した。頼清徳氏の政権運営に関して、48.6%の国民が満足している一方、41.7%が不満を示している。この調査結果について、頼清徳氏に対する不満度は就任以来最高を記録し、これまで様子見の立場をとっていた多くの国民が、頼清徳氏に対して否定的な評価を下すようになったと分析している。

『美麗島電子報』は今朝、2025年2月の国政世論調査を公表した。頼清徳氏の政権運営について、調査結果は48.6%が満足と回答し、前月比1.8ポイント減少。不満と答えた人は41.7%で、前月比0.5ポイント増加した。詳細な分析によると、「非常に満足」11.8%、「やや満足」36.8%、「やや不満」20.0%、「非常に不満」21.7%、明確な意見を示さなかった人が9.6%となっている。

調査によると、注目すべき点として、頼清徳氏の総統としての施政満足度が過去7ヶ月で初めて50%を下回り、同時に不満度は就任以来最高となった。就任から9ヶ月の間に、施政満足度は3.4ポイント増加したものの、不満と答えた国民も16.4ポイント増加しており、これは当初様子見の立場をとっていた国民の大多数が、頼清徳氏に対して否定的な評価に転じたことを示している。

また、美麗島電子報』は「頼清徳氏への信頼度についても調査を実施。結果は50%の国民が信頼すると回答し、前月比3.1ポイント減少。不信任は40%で、前月比0.1ポイント微増となった。内訳は「非常に信頼する」17.5%、「やや信頼する」33.0%、「やや信頼しない」18.5%、「全く信頼しない」22.0%、明確な回答をしなかった人が9.0%であった。

調査では、頼清徳氏の就任9ヶ月における総統としての信頼度が最低を記録し、不信任度は最高となった。注目すべきは、就任以来、総統としての信頼度が2.5ポイント減少し、不信任度は6.6ポイント増加したことである。

また、卓栄泰行政院長の施政パフォーマンスについて、世論調査結果は満足度36.8%で就任後2番目に低い数値となり、就任直後の調査結果のみを上回った。不満度は39.1%で就任以来最高となった。調査によると、卓栄泰の就任以来、施政満足度は5.1ポイント増加したが、不満度は20.3ポイント増加している。

この世論調査は戴立安氏が質問票を設計・分析し、ビーコン市場調査会社に電話調査を委託して実施された。調査範囲は全国22県市で、調査対象は調査範囲内に戸籍を持つ20歳以上の国民。調査期間は2月19日から2月21日で、調査員によるコンピュータ支援電話調査方式を採用し、固定電話と携帯電話の二重抽出法を用いた。有効回答数は1074件(固定電話753人、携帯電話321人)で、統合サンプルの信頼水準95%での最大サンプリング誤差は±3.0%となっている。

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