陶朱隠園、「一戸41億円以上」から半額で販売へ!管理費はいくら?政府の政策が販売開始の背景に?

「最高級マンション」陶朱隱園がついに一般販売開始!1坪あたりの価格、面積、眺望や間取りも明らかに。(画像/中華工程股份有限公司フェイスブックページより)

「超高級マンション」として知られる陶朱隠園がついに一般販売を開始。台北市信義区に位置するこの回転式エコビルは、2018年の完成以来、ひっそりと佇んでいたが、今回ついに市場相場に見合う価格で正式販売される。販売開始の理由は共用施設がほぼ完成したことに加え、政府の住宅在庫削減政策に関連し、資金流動の促進を図るためとされる。

陶朱隠園の驚きの価格:最低価格は一戸9億元(41億円)!

​関係者によると、低層階の坪単価は約300万元(13百万円)からで、1戸約300坪、総額にして少なくとも9億元(41億円)以上となる。高層階では坪単価500万元(2千2百万円)に達する可能性もあり、以前噂されていた坪単価600万元(2千7百万円)と比較すると、今回の価格は実質的な値引き販売といえる。

陶朱隠園「回転豪邸」の特徴は?

​フランスの建築家Vincent Callebautが設計を手掛け、特徴的な螺旋状の構造で知られる。エコビル認証を取得し、再生可能エネルギーシステム、雨水回収技術を備え、50坪の広大な空中庭園を有し、各戸から270度のパノラマビューが楽しめる。最先端技術、環境配慮、高級住宅のコンセプトが見事に融合している。

陶朱隠園の管理費はサラリーマン4年分の給料より高額?

過去の関連報道によると、陶朱隠園の管理費は1坪あたり500元から550元で、標準フロア約288坪の場合、月額管理費は約15.8万元、年間総額は190万元以上となり、これは月給4万元のサラリーマン4年分の給与に相当する。専門家によると、高品質な管理スタッフの雇用や24時間温水プールなどの高級施設の維持費用が反映されているという。

陶朱隠園の将来の買い手は誰になるのか?実価登録の可能性はあるのか?

完成から6年間、実価登録の記録はないものの、今回の一般販売により、国内外の富裕層や企業家、海外投資家の購入が期待される。台湾の高級住宅市場は、プライバシーや家族信託の運用により取引情報が不透明になりがちだが、今回の陶朱隠園が「神秘のベール」を脱ぐかどうかは、今後の展開に注目が集まる。

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