桃園市の蘇俊賓副市長は最近、フェイスブックに投稿し、日本の出水市椎木伸一市長との特別な交流について紹介した。出水市はマナヅルで知られ、蘇副市長は自ら描いた桃園の渡り鳥をモチーフにしたコースターを贈呈し、独創的な都市外交の「秘密兵器」を披露した。蘇副市長は、この特別な贈り物には桃園の生態系保護と都市間友好への深い思いが込められていると強調。椎木市長は贈り物を見て驚きと喜びを隠せない様子で、まるで知己を得たかのようだった。
今回、椎木伸一出水市長は台湾ランタンフェスティバルに招かれて桃園を訪問。出水市は日本の有名な野鳥の町として知られ、交流の中で椎木市長は冗談めかして「我が市の市民は500万人いますが、人間はその1%だけです」と語り、出水市の環境保護への重視を印象付けた。世界で唯一のツル博物館を持つ出水市の椎木市長は、マナヅルをモチーフにした記念品を返礼として贈呈し、両市の生態系保護を通じた絆を象徴した。
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蘇副市長が描いたコースターには、許厝港湿地で観察されたクロツラヘラサギ、カラシラサギ、ミユビシギ、ムナグロが描かれている。蘇副市長は、野鳥を観察するたびにスケッチする習慣があり、これまでに10種類以上を描いてきたという。これらの作品は都市外交の秘密兵器となり、国際交流にユニークな要素を加えている。
今回の交流では、蘇副市長は出水市の代表団及び台湾野鳥保護協会と野生動物保護などについて詳しい意見交換を行った。蘇副市長は、桃園の許厝港湿地が国際鳥類保護連盟(BirdLife International)の重要生息地に指定されていることを指摘。市は桃園野鳥学会、地域住民、関係機関と協力し、潮間帯湿地の整備や人為的干渉を防ぐ電子フェンスの設置、24時間生態系モニタリングを積極的に推進し、生息環境を効果的に改善したと述べた。また、桃園野鳥学会による生態系ガイドや各種支援、地元里長による巡視ボランティアチームの結成など、官民協力の模範例となっている。最新データによると、許厝港を訪れる鳥の数は4000羽から約1万羽に増加し、種類も約250種に達し、保護活動の顕著な成果を示している。
蘇副市長の投稿は大きな反響を呼び、ネットユーザーからは「自作品が都市外交の素晴らしい贈り物となり、素晴らしい」「この贈り物は無価の宝物であり、極めて収集価値が高い」との声が寄せられたり。桃園野鳥学会も投稿に「桃園大湳森林公園には世界唯一の変色五色鳥がおり、機会があれば見学に案内したい」とコメントせり。
蘇俊賓副市長の投稿は大きな反響を呼び、ネットユーザーからは「自作の作品が都市外交の素晴らしい贈り物になっている」「この贈り物は本当に貴重で、収集価値が高い」などのコメントが寄せられた。桃園野鳥学会も投稿にコメントし、「桃園の大湳森林公園には世界で唯一の変色五色鳥がいます。機会があれば見学に来てください」と述べた。
蘇副市長は、野鳥保護という共通言語を通じて、桃園と出水市は生態系交流を深めるだけでなく、より緊密な都市間パートナーシップを構築していると強調。今後も両市が協力分野を拡大し、生態系の持続可能性を共に推進し、国際友好を深めていくことを期待すると述べた。
編集:梅木奈實 (関連記事: 「離島」から広がる新たな日台交流 何欣潔氏が離島を台湾から世界への窓口に | 関連記事をもっと読む )
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