日本ハムファイターズが初めて台湾で交流試合へ:台湾への感謝を込めて

日本ハムファイターズが来年初めて台湾で交流試合を行うことが確定した。チーム所属の台湾人投手・孫易磊は先日風傳媒のインタビューに応じた。(資料写真、黄信維撮影)
目次

日本プロ野球の北海道日本ハムファイターズは、来年初めて台湾で交流試合を行うことが決定した。2024年の東京読売ジャイアンツに続き、近年2番目に台湾のプロ野球チームとの交流が確定した日本のプロ野球チームである。「風傳媒」は日本ハムにこの交流試合の活動と今後の計画についてインタビューした。

日本ハムは来年、台湾のブラザーズと統一ライオンズの2チームと試合を行う。契約の調印式は9月28日に球団の本拠地エスコンフィールドで行われ、海外交流試合の第一戦が3月1日、2日に開催されることが決定した。この試合を通じて台湾の観客が日本のプロ野球にさらに興味を持ってくれることを望んでおり、わずかでも関心を引くことができれば嬉しいと語った。

日本ハムの精神:「最後まで諦めない」ことを伝えたい

日本ハムが台湾の観客にどのようなチームイメージや精神を伝えたいかについて、次のように述べた:「我々チーム全体で『常に全力を尽くし、最後まで諦めない』という信念を共有している。」試合中は「一瞬の隙も見せない」と指摘し、どのような状況に直面しても、日本ハムの全メンバーが全力を尽くし、余力を残さずに試合に臨み、台湾の観客にこの最後まで戦い抜く精神を体験してもらいたいと期待している。

日本ハムには現在、台湾出身の投手孫易磊がおり、彼も最近風傳媒のインタビューに応じ、プロ野球初シーズンの感想を語った。彼が交流試合のメンバーに選ばれる可能性について球団は、孫易磊は非常に潜在能力のある選手であり、台湾のファンの前で投球の実力を発揮することを期待していると述べた。交流戦の対戦相手について、ラザーズとライオンズの2チームはCPBL設立以来、伝統ある老舗チームであり、最終的にBROS SPORTS MARKETINGの総合的な検討と評価の結果、彼らを交流戦の対戦相手として選択したと述べた。

2016年から繁体字のSNSを開設 台湾市場の開拓を継続

将来的に台湾を定期的な交流試合の場所とする計画があるかどうかについて、「もちろん、そのような計画はある」と述べたが、まず最も重要なのは、今回の交流試合を通じて台湾の皆さんにどのような影響を与えられるかを見ることだと語った。今回の計画はBROS SPORTS MARKETINGの協力のもとで実現し、過去に日本が困難に直面したとき、彼らはいつも温かい支援を与えてくれた台湾の友に対し、この機会に、球団はわずかながらも台湾の皆さんへの感謝の気持ちを表したいと述べた。

交流試合後の将来の計画についてはBROS SPORTS MARKETINGと協力し、台湾でのパブリックビューイングや野球教室などのイベントを計画していると述べた。現在、関連イベントは積極的に準備中であり、日本ハムソーシャルメディアの発表に注目し、台湾のファンにも期待してほしいと呼びかけた。今回の台湾での試合で台湾市場向けの特別な宣伝やマーケティング活動を行うかどうかについて、球団は「もちろんある」と答えた。2016年から台湾で繁体字中国語のFacebookページを開設し、「Fan Service First(ファンサービス第一)」の精神で継続的にコンテンツを発信し、台湾のファン市場を開拓してきた。

球団は、今回の試合に向けて、10月21日から11月20日まで台湾版Facebookでアンケート調査を実施、参加者の中から台湾での交流試合のペアチケットを11組抽選でプレゼントする。さらに、より多くの台湾のファンと観光客を引き付けるため、球団はウェブサイトに繁体字中国語のガイドページを開設し、秋にはFビレッジ周遊チケットの発売を予定している。これらの措置は、台湾のファンや観光客がより便利に訪れ、イベントに参加し、試合を体験し、日台間の交流を深めることを目的としている。

最後に、球団は風傳媒に対し深い感謝と期待を表明した。「台湾のファンの皆様の長年のご支援に心から感謝申し上げます。私たちチーム全体が全力を尽くし、今回の試合を通じて日本ハムの精神を皆様に体験していただけることを願っています。」さらに、台湾のファンに会場での応援を心から呼びかけ、「皆様が会場に足を運んでいただき、私たちと共にこの素晴らしいイベントに参加していただけることを心から願っています。」と述べた。

台湾ニュースをもっと深く:風傳媒日本語版Xをフォロー👉 @stormmedia_jp