台湾・台中市の盧秀燕市長は2月24日に台中市政府チームを率いて日本を訪問し、6日間の日程で札幌、名古屋、東京の3都市を訪問した。今回の訪問では、ES CON FIELD HOKKAIDO、札幌ドーム、名古屋ドーム、東京ドームなどのドーム施設とその周辺設備を視察するだけでなく、小池百合子東京都知事、名古屋市政府、隈研吾建築都市設計事務所、三井、日台交流協会、SANAA建築事務所などを表敬訪問した。さらに名古屋市と包括的友好交流覚書に調印し、1日夕方に台湾へ帰国した。今回の訪日について、盧市長は「緊密かつ順調で、成果豊かだった」と8文字で総括した。
盧秀燕市長はさらに説明し、今回は就任以来初めての日本訪問だったため、日程が非常に詰まっていたと述べた。特に日本側の手配、支援、接待に感謝を示し、そのおかげで日程は緊密ながらも非常に順調に進んだと語った。
盧秀燕市長は、今回の訪問では市政府が多くの都市交流を設けたと述べ、東京都庁、名古屋市役所、日本台湾交流協会などの各界の友人と当初の予定通り交流を行ったことを挙げた。また今回の訪問のもう一つの重要な目的としてドーム施設の視察があり、日本の4つの異なるタイプのドームを視察したことで、市政府に多くのアイデアと参考材料が得られたと語った。そのため今回の訪問は緊密かつ順調で、非常に充実した成果を得ることができたと強調した。
2月28日に小池百合子東京都知事を表敬訪問したことについて、盧市長は小池知事との間に多くの共通点があると指摘した。両者ともテレビのアナウンサー出身であり、それぞれの都市初の女性トップであること、長年政治に携わり国会議員を務めたこと、さらに国家安全保障問題に関わってきたことなどである。盧市長は過去13期にわたり国防外交委員会に所属し、小池知事は日本の防衛大臣を務めたことがある。今回が初の対面となった盧市長と小池知事は、多くの共通の経歴があることから話が弾み、互いに励まし合い、教育、文化、公衆衛生、都市建設などについても議論を交わし、今後も交流を深めていくことを確認した。
盧秀燕市長はまた、今回の訪問では日本台湾交流協会から多くの日程の提案があったものの、訪問期間が短く、訪問すべき場所が非常に多かったため、日本側が提案した全ての日程を組み込むことができなかったと述べ、次回機会があれば改めて計画したいと述べた。
編集:梅木奈實
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