収監中の元台北市長柯文哲、父親死去で一時面会許可に 妻「人の命はお別れ式で終わらない」

前台湾民衆党主席の柯文哲が接見禁止と通信制限の解除を申請し、台北地裁は本日から3月10日まで接見と通信の制限を解除すると裁定。(顏麟宇撮影)

前台湾民衆党主席の柯文哲は京華城などの案件で勾留中だが、先日、父親の葬儀について家族と話し合うため、面会・通信禁止の解除を申請していた。

台北地方裁判所は本日、調査法廷を開き、即日より3月10日まで面会・通信禁止を解除し、母親や妻など家族との面会を許可する裁定を下した。

陳佩琪は取材に対し、まず法官の配慮と理解に感謝し、3月10日まで柯文哲の通信禁止が解除されたことに感謝します」謝意を示した。しかし、検察官が柯文哲の面会・通信を3月10日までに限定することを主張したことについては「私は極めて納得できない」と強く非難した。陳佩琪は法廷で何度も「私の義父は94歳で亡くなりました。人の命というものは、お別れ式が終われば終わりなのでしょうかと述べ、期間を限定することは不合理な判断と要求だと主張した。最後に陳佩琪は再び裁判官に感謝を示し、裁判官がもし検察官が引き続き抗告するなら、柯家は葬儀について話し合うのが難しくなるだろう」と述べたことを指摘した。

陳佩琪は「義父の命は私と夫の心の中で無限に続いています。夫も『私たちは良心に恥じることなく、人に頭を下げる必要はない。裁判官の裁定を尊重する』と言っています」と強調した。

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