UMCの創業者で黒熊学院の出資者である曹興誠が最近、「年の差恋愛」で物議を醸している。メディア関係者の謝寒冰氏が先日、Facebookのライブ配信番組で、曹興誠が2015年に婚姻関係にありながら、中国で40歳年下の若い愛人がいたことを暴露。さらに、曹興誠と彼女の露骨な私的写真の数々を公開した。謝寒冰氏は、「八不居士(欲深いことをしない)」を自称し「金と女性」には惑わされないと公言していた曹興誠に対し、本当に「金と女性」の誘惑に打ち勝てたのかと疑問を投げかけた。
この若い愛人は「単忠華」(単中華とも)という名で、骨董品取引に関連する「広東賢諾文化発展有限公司」の会長を務めている。『風傳媒』が中国の企業情報サイト「天眼査」で確認したところ、広東賢諾文化は2015年7月9日に広東省広州市で設立。事業内容はインターネット技術、医療技術、文化創造事業、骨董品収集、文書管理など多岐にわたる。法定代表者は「単忠華」で、登録資本金は3000万人民元だ。
収集家・美学者を自称、ネット技術から骨董品まで手広く展開
謝寒冰氏によると、曹興誠は中国大陸で単忠華と香港や中国各地で公然と行動を共にし、彼女に多額の資金援助をしていたという。ただし謝氏は、当該文化会社の董事長の名前が「単中華」となっており、情報提供者の「単忠華」とは一字違いで、詳細は未確認だとしている。また、この若い女性には中国本土でいくつかの否定的なビジネストラブルの記録があるという。

広東賢諾文化発展有限公司の会長である単忠華(左から二番目)は、聯電の創始者曹興誠と付き合ったことが暴露され、オフィスには骨董品と彫像が散らばれている。(賢諾文Wechatより)
『天眼査』の企業信用報告によると、広東賢諾文化の責任者「単忠華」は従業員50人未満の会社を率い、インターネット技術、医療技術、文化創造事業、骨董品収集、文書管理など幅広い事業を展開。自身を収集家・美学者と称し、文化観光産業の運営、Eコマースプラットフォームの運営、文化IPの育成など多分野に進出し、湖南省常徳市でも文化創造会社に投資している。ただし、百度百科の彼女に関する情報は削除されている。
「賢諾文化」のWeChatの公式アカウントによると、2016年には曹興誠に関する記事を多数掲載しており、アメリカ大統領選の評論や文物鑑賞などの内容が、二人の交際時期と重なっている。公開報道によると、単忠華はスタイル抜群でファッショナブルなスーツ姿で、オフィスには芸術品が所狭しと並び、机上には仏像の彫刻まで置かれており、骨董品収集を愛好する曹興誠と趣味が合致していた。 (関連記事: 台湾のバンドが日本語で創作! “ゲシュタルト乙女”インスピレーションの源を明かす、バンド名は心理学から | 関連記事をもっと読む )
南方の女性がビジネス拡大のため、曹董事長との「忠誠」の誓いを?
『搜狐網』の2018年の報道によると、賢諾文化が景徳鎮を訪れた際の「探物之旅」で、「単中華」の活動写真には左手に「誠」という文字のタトゥーらしきものが確認できる。一方、曹興誠の薬指には「忠」の文字が刻まれており、これらの文字は単忠華の名前と呼応している。広州の台湾系企業家らは、単忠華がビジネスネットワークを広げるため、曹興誠と「深い関係」を持つに至ったのではないかと推測している。ネット上では、「八不居士」を自称する曹董事長を「叭噗居士(同じ読み方の音で、“嘘つき・行動が伴わない”と皮肉を込めた呼び名)」と揶揄する声も上がっている。