熊本県の木村敬知事は本日、TSMCの熊本県菊陽町にある第1工場が量産を開始したと明らかにした。この工場は日本国内で現在最先端となる12~28ナノメートルプロセスのロジック半導体を製造し、ソニーグループなどに供給する。
読売新聞と共同通信は、木村知事が定例記者会見でこれを明らかにしたと報じた。TSMCも本日この情報を確認し、「12月に計画通り量産を開始した」と述べた。
熊本県によると、TSMC熊本工場を運営するTSMC日本子会社JASMは今月23日、県に量産開始を通知済み。TSMCの熊本工場は、日本政府が国内サプライチェーン強化のために誘致した工場だ。
第2工場は来年1月~3月に着工予定
TSMCとソニーセミコンダクターは2021年、現地での工場建設を発表。第1工場は2022年4月に着工、2023年12月に完成、今年2月に開所し主にイメージセンサーや車載半導体などを生産する。第1工場の投資額は約1兆3000億円で、日本政府は最大4760億円の補助金提供を決定。第2工場は2025年1月から3月に着工予定。
編集:佐野華美 (関連記事: “手当こそTSMCの強み”熊本工場の先輩が海外赴任手当を公開 航空券、住宅手当など全て完備! | 関連記事をもっと読む )
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