求刑28年6ヶ月!なぜ柯文哲の収賄が確定へ:台北地検「17の質疑応答」を公開

台北地検の高一書首席検察官兼報道官が京華城容積率案および政治献金案について記者会見を開いた。(撮影:顏麟宇)

民衆党主席の柯文哲が京華城容積率案および政治献金案について、台北地検は本日26日捜査を終結。収賄・不正利益供与・公益財産横領の3つの罪で起訴し、28年6ヶ月の求刑をした。台北地検は午前中に記者会見を開いて捜査結果を説明したが、質疑応答は設けなかった。会見終了後、各メディアに文書による報道資料を提供し、その中には柯文哲らが違法行為を犯したと認定した理由についてのQ&A内容も含まれていた。

台北地検による柯文哲らに関するQ&Aの全文は以下の通り:

Q1: なぜ被告柯文哲が「違法と知りながら」と認定されたのか?

A: 柯文哲被告は都市発展局が開催したフォーラムに何度も自ら参加し、都市更新は彼の在任中の誇るべき実績の一つだった。京華城が大規模な再開発地であり、都市更新法令に適合せず、いかなる都市更新案も適用できないことを明確に理解していた。さらに、前都市発展局長の林○民から、京華城が都市更新の条件に適合しないことを明確に告げられ、注意を受けていた。被告柯文哲が京華城案の公開展示を承認した際、その決裁文書に添付された都市設計科、都市更新処の公務員、都市計画委員会の委員らの反対意見は、全て京華城案が都市更新案件ではないことを明確に指摘し、都市更新法令により容積率ボーナスを取得することは法に合致しないと指摘していた。

Q2: なぜ1500万元の収賄があったと決定されたのか?

A: 被告柯文哲が使用していたA1-37外付けハードドライブ内に保存されていた「工作簿」ファイルには、氏名・数字・会社・用途・経理人の各項目が記載されており、これらの内容は全て金銭の受け渡しに関するものであることが確認された。用途欄が空白のものは全て現金での受け渡しだった。被告柯文哲も「邱○琳が私が受け取ったと言うなら、私はその金を受け取ったということだ」と認めており、「工作簿」が被告柯文哲自身が作成した資金受領の帳簿であることが証明された。その帳簿の12行目には「日付2022/11/1-氏名小沈-数字1500-会社-用途-経理人沈慶京」と記載されていた。

Q3: なぜ210万元が柯文哲の収賄の対価と認められたのか?

A: 柯文哲被告は2020年3月10日、沈慶京被告が要求した「120,284.39平方メートルの床面積の回復」について、一方で「速やかに審査、決定せよ」と指示し、台北市の認定に誤りはなく、京華城案が訴訟手続きに入っていることを知りながら、もう一方では弁当会で、まだ市に提出されていない陳情書を都市発展局に送付し、都市計画委員会で検討するよう指示。沈慶京被告はこれを知り、2020年3月23日に張○澄被告と朱○虎被告に指示して、210万元を柯文哲被告が管理する民衆党の口座に送金させた。送金完了の翌日(27日)、都市発展局は京華城に対して本案を都市計画委員会で検討すると通知した。 (関連記事: 速報》「1000万元の収賄から逃れられず」柯文哲が正式に起訴! 台北地検が「3つの罪」で28年6ヶ月の求刑 関連記事をもっと読む

Q4: なぜ京華城が取得した容積率ボーナスは違法とされたか?