頼清徳総統、陸軍特殊部隊を初訪問! 「涼山の山鬼」とは

頼清徳総統は27日午前、屏東で「陸軍涼山営区完工式典」に出席した。(国防部航空特戦指揮部涼山特勤隊フェイスブックページより)
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頼清徳総統は27日午前、屏東の「陸軍涼山営区完工式典」に出席。涼山営区には1980年に設立された陸軍特殊勤務隊があり、国民や友軍からは涼山特勤隊・涼山山鬼と呼ばれ、国軍で最も神秘的な特殊部隊の一つとなっている。これは頼清徳が総統就任後、三軍統帥として初めて国内最神秘の特殊部隊を視察となった。

頼清徳は今日、主に涼山営区の営舎完工を視察。国防部は興安プロジェクトで新営舎を建設し、より良い居住訓練環境を提供し特勤隊の戦力を向上に繋げる。頼清徳は国軍の任務遂行と国家安全保障への尽力に感謝し、継続的な訓練と武術の向上を期待した。

頼清徳は現地到着後、まず「涼山営区」新築工事の概要説明を受け、記録映像を視聴し、その後落成記念プレートに署名し、特勤隊の各任務装備の説明を受けた。

頼清徳は、これが初めての陸軍涼山営区訪問だと述べ、特勤隊隊長から説明を受けた各種装備について、山であれ海であれ、パラシュート降下や潜水も皆にとって難しくないと述べた。特勤隊の隊員たちは真剣に訓練し、国軍のエリート中のエリートとなることを目指しており、非常に敬服すると語った。

旧営舎は45年近く使用 国防部が興安プロジェクトで新営舎を建設

頼清徳は、特勤隊が駐屯地区の重要な戦力を担っているが、元の営舎は45年近く使用されていたためより良い居住訓練環境を提供するために国防部が興安プロジェクトで新営舎を建設したと説明。現在、涼山営区には新しい宿舎・食堂・トレーニングジム・訓練施設が整備された。隊員が睡眠や食事の質が上がり快適になる事で、多様な訓練に全力で取り組め特勤隊の戦力も継続的に向上させることができると確信していると述べた。

また、陸軍特勤隊が対テロ作戦・各地の緊急事態対応・災害救援など重大な責任と任務を担っており、訓練は非常に厳格で実践的であり国家を守る非常に重要な戦力だと述べた。

特勤隊隊員に継続的な訓練と武術の向上を期待。また全国民を代表して、隊員たちの全力での献身・任務遂行・国家安全保障への貢献に感謝の意を表明した。

元旦休暇と春節連休を前に、頼清徳は当番の隊員たちの労をねぎらい感謝の意を表すとともに、新年の安全・健康・順調を祈願した。頼清徳は現場の来賓とともに開始式を行い、その後隊員の寝室と総合訓練室を視察し、慰労金を贈呈して隊員たちの労をねぎらった。

総統府秘書長の潘孟安・国家安全会議秘書長の呉釗燮・国防部長の顧立雄・陸軍司令官の鍾樹明・航空特戦指揮部指揮官の張台松・特殊作戦指揮部指揮官の匡奕平らもこの行事に出席した。

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