市民団体が国会前でデモ 野党推進「選挙・罷免法」を含む3つの法案改正に抗議

青鳥市民運動が19日夜、立法院の前で集会とデモ行進を行い「選挙・罷免法」を含む3つの法案改正に抗議した。(撮影:柯承惠)
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20日、国民党団が院会で「選挙・罷免法」「憲法訴訟法」「財政区分法」の改正案を3読会で強行採決すると表明したことを受け、市民団体“青鳥”は冬季青鳥運動として3日連続の街頭デモで呼びかけた。本日は「傅崐萁(フー・クンチー氏)討伐大行進」を実施し、立法院周辺の済南路・中山南路・忠孝東路・林森南路を行進し、5大要求を掲げた。

国民党の有力議員である傅崐萁(フー・クンチー)氏が、与党の反対を押し切って3つの重要法案を強行採決しようとしたことがきっかけで、国会で起きた与野党の激しい対立とそれに反対する市民の抗議活動です。

台湾市民陣線と台湾経済民主連合は本日再び青鳥運動を呼びかけ、立法院周辺で「傅崐萁討伐大行進」を開催し、立法院済南路に集結して立法院を一周しながら、傅崐萁グループの民主体制に対する6大罪状を暴露した。これには、国会の合議制民主憲政秩序の破壊、政府人事の麻痺、国家財政の空洞化、台湾民選政府からの行政権奪取、さらに憲法法廷と市民の罷免権などの民主的安全弁の解体企図が含まれている。

さらに市民団体は民主を守る5大要求を掲げ、これには傅崐萁総招集人の辞任と与野党協議からの撤退、国民党と民衆党は傅の追従をやめ立法委員は人民に敵対しないこと、国会合議制民主秩序の回復、3大争議法案の委員会差し戻しと逐条審議、最後に賴清德総統が紛争解決のための協議に出面することを要求している。

当日の状況

午後8時30分の時点で、市民団体は現場の参加者が1万人を超えたと発表し、さらに現場で国民党の旗を焼却し、「国民党を焼き尽くす」と主張した。

午後9時になり、場外で市民団体が国民党の悪質な改正に抗議する一方、多くの民進党立法委員も対峙のため現場に到着し、鍾佳濱委員、陳俊宇委員らは窓を取り外して議場に突入。留守を守っていた国民党立法委員が対応に追われる中、緑営は成功裏に包囲を突破し、全員が議場に入った。

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