台湾の道教には、財運を司る財神様、豊作を守護する媽祖様、義の神として知られる関帝様など、様々な神様が存在する。台湾観光局が発表した2024年1月から9月までの最新データによると、最も人気を集めているのは北港朝天宮で、なんと863万人もの参拝者が訪れている。
【圧巻】2024年人気寺院トップ15
- 北港朝天宮:8,639,510人
- 北港武德宮:7,238,530人
- 南鯤鯓代天府:5,271,000人
- 麻豆代天府:4,269,180人
- 車城福安宮:3,376,366人
- 白沙屯拱天宮:3,176,013人
- 佛光山:2,010,216人
- 嘉義城隍廟:1,368,989人
- 鹿港天后宮:1,341,219人
- 大甲鎮瀾宮:1,174,603人
- 鹿港龍山寺:600,387人
- 清水祖師廟:552,260人
- 萬和宮:199,041人
- 法鼓山世界佛教教育園区:106,321人
- 中台禪寺:86,123人
【注目】月別参拝者数で見る人気の実態
特に注目すべきは、1位の北港朝天宮と2位の北港武德宮の月別データ。旧正月休暇期間と媽祖様の巡礼シーズンとなる2月、3月、4月は、両寺院とも月間100万人を超える参拝者を記録した。
北港朝天宮の最多参拝月:
- 2月:2,310,300人
- 3月:1,953,100人
- 4月:1,617,900人
北港武德宮の最多参拝月:
- 2月:2,222,611人
- 3月:1,002,288人
- 4月:1,002,562人
南鯤鯓代天府の最多参拝月
- 2月:1,517,600人
【現地の声】参拝客が語る北港朝天宮の魅力
GoogleレビューやSNSには、実際に訪れた人々から多くの感想が寄せられている。「宗教的な聖地であるだけでなく、観光スポットとしても魅力的。参拝者と観光客で常に活気にあふれている」「お悩み事を媽祖様に相談できる霊験あらたかな場所。参拝後は周辺のグルメスポットめぐりも楽しめる」「平日は静かに参拝できて、線香の香りと媽祖様の御加護に癒される」など、好意的な声が多数。
特に人気なのは周辺の伝統グルメ。アヒル肉ご飯や圓仔冰(小豆入り白玉)、ピーナッツなどの名物が楽しめる昔ながらの商店街は、半日かけてゆっくり散策するのがおすすめだ。
300年以上の歴史を持つ北港朝天宮は、台湾の人々の暮らしに深く根付いた信仰の場として、今日も多くの参拝者を迎え続けている。
編集:佐野華美 (関連記事: 懐かしの名品「アップルサイダー」が奇跡の復活! 負債完済で老舗メーカーが本格再始動 | 関連記事をもっと読む )
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