アイドルから女優・YouTuberへ 施鈺萱が日本で11年以上夢を追い続ける!

施鈺萱は日本で10年以上活動し、アイドルグループでデビューから女優、YouTuberとして夢を追いかけている。(写真提供:施鈺萱)
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YOASOBIの『アイドル』が世界的なヒットとなり、日本のアイドル文化が再び注目を集めている。そして、そんなアイドルのように10年以上黙々と日本で活動を続けている台湾人アーティスト・施鈺萱(シュアン)がいる。台湾出身の彼女は、幼い頃から歌手になることを夢見て、音楽への情熱と絶え間ない努力により、日本で自分の道を切り開いてきた。アイドルグループでデビューし、YouTuberとなり、今では初の台北での単独コンサートを開催するほどに。施鈺萱は《風傳媒》のインタビューに応え、文化や言語の違いを乗り越えてきた道のりを語った。

シュアンは台湾の新竹出身で、現在11年以上日本に在住している。台湾・世新大学ラジオテレビ映画学科を卒業後、2012年に交換留学生として来日。2013年にお笑い芸人の田村淳がプロデュースする女性アイドルグループ「スルースキルズ」に加入し、グループ唯一の台湾人メンバーとして芸能活動をスタートさせた。アイドル活動の他にも、『美女と男子』『コウノドリ2』など多くのドラマや映画に出演し。グループ解散後は個人のYouTubeチャンネルの運営に注力し、日本での生活や日台文化を紹介する動画を配信し、すでに11万人以上のフォロワーを獲得している。

11年以上の日本での努力、さらなる知名度向上を目指して

シュアンはアイドルグループ加入以来、芸能活動やYouTuberなど様々な分野での挑戦を振り返り、台湾人の日本芸能界での知名度は依然として限られていると話す。現在、彼女のように高い知名度を持つ台湾人芸能人は少数であり、後続の台湾人アーティストも広く認知されることは難しい状況にある。日本での知名度向上は、彼女が継続して努力している目標である。彼女は11年以上日本で生活し、現地の文化にかなり精通しているものの、文化の受容度は依然として直面している主な課題の一つだと率直に語った。

豊富な出演経験を持つ彼女は、日本における外国人俳優の起用に関してまだ制限があると指摘。台湾人や華人の役柄が必要な場合でも、最終的には日本人俳優が演じることが多いという。日本の芸能界でより多くの機会を得るためには、まず知名度を上げることが必要で、それによって徐々に道が開けていくと信じ「今後多くの人に台湾人の実力を見てもらいたい」と述べた。今月7・8日には台湾のインフルエンサーとしてイベントに参加、札幌でVOREAS北海道のバレーボール選手張育陞と陳建禎を応援し、台湾人アスリートへのサポートにも取り組んだ。 (関連記事: 台北おしゃれバー12選|デートも仕事帰りも使える上質空間 関連記事をもっと読む

施鈺萱在日本耕耘超過十年,一路從偶像團體出道到成為演員、YouTuber。(施鈺萱提供
施鈺萱は日本で10年以上活動を続け、アイドルグループデビューから女優、YouTuberとして活躍している。(写真提供:施鈺萱)

アイドルグループ加入から始まった日本芸能界での挑戦

自身の経歴を振り返り、シュアンは日本芸能界で長年活動を続け、音楽と芸能への情熱が彼女の豊かな心の道のりを形作ってきた。インタビューで彼女は、創作のインスピレーション、成長の経験、そして日本での生活で深く感じたことを話してくれた。幼い頃から歌手になることを夢見て音楽に憧れを抱いていた彼女は、その夢を追うためにアイドルグループ「スルースキルズ」に加入し、芸能活動をスタート。