気象局によると、本日(11日)午前中も引き続き低気圧帯の影響を受けており、南西風の環境が続いている。西部地域では断続的ににわか雨や雷雨が発生しやすく、朝方には降雨の範囲が南部から中部、さらに澎湖、金門、馬祖へと広がる見込みで、局地的に短時間の強雨や豪雨が発生する可能性があるという。
来週一週間の天気
中央気象局は、台東地域および澎湖・金門・馬祖でも局地的に短時間のにわか雨や雷雨があると予想している。また、午後には宜蘭・花蓮地域で雷雨の可能性があるという。太平洋高気圧が次第に勢力を強め、風向きも徐々に南風へと変化しつつあり、主要な下層の水蒸気は中国沿岸へと移動し始めている。これにより、今夜以降は水蒸気が減少し、降雨も次第に落ち着く見込みである。
気象専門家の呉徳栄氏は、気象応用推進基金会のコラムで、最新の気象モデルに基づく予測を紹介。これによると、明日以降は各地とも晴れ間が広がり、気温が高くなる見込み。水蒸気はやや減少するが、大気の不安定さは依然として残り、西南部では早朝に局地的なにわか雨、午後には雷雨や強い雨の可能性があるという。
13日は晴れて暑く、紫外線対策や熱中症への注意が必要となる。午後は山間部を中心に局地的な雷雨の可能性がある。14日から17日にかけては雲がやや多いながらもおおむね晴れの天気が続き、依然として高温が予想される。水蒸気が再び増加するため、中南部では早朝から午前中にかけて局地的なにわか雨、午後には山沿いで雷雨が発生し、場合によっては周辺の平地にも及ぶ可能性があるとしている。
来週また新たな台風発生か 気象専門家の吳德榮氏が最新進路を公開

最新のヨーロッパおよびアメリカの気象モデルによると、今後6日間に日本南方の海域で2つの熱帯擾乱が相次いで発達する見込みである。ただし、これらの擾乱は台湾よりも北の緯度に位置しており、各国の予測モデルでも進路は北寄りに転じる傾向が示されていることから、現時点で台湾への直接的な影響はないと見られている。
一方で、7日目から10日目の中期予測では、台湾周辺に再び熱帯系のシステムが現れる可能性が示されており、今後の進展によっては影響が出る可能性もあるため、引き続き動向に注意が必要だとしている。
編集:柄澤南 (関連記事: 台北メトロの「神サービス」6選が話題 外国人向け無料サービス拡充、無料充電座290か所設置やAI案内も | 関連記事をもっと読む )
台湾ニュースをもっと深く⇒風傳媒日本語版X:@stormmedia_jp