2024年が終わりに近づく中、陸軍司令部は「民国114年度イメージカレンダー」を公開。デザインではM1A2T戦車やHIMARSロケットシステムなどの新型装備を中核要素とし、陸軍の新世代戦力を主要ビジュアルとして構成。
各月のテーマは、対戦車ジャベリンミサイルの実弾射撃、戦術ドローンの偵察運用、統合作戦演習などの重要な訓練の様子を表現し、陸軍の「訓練の最適化、戦力向上」という中核理念を反映。また、新型装備の調達や戦備態勢の最適化における実質的な進展を十分に示している。
陸軍司令部によると、今回のカレンダーデザインは映画ポスターのような芸術スタイルを採用し、新世代の美的感覚を表現。また、陸軍の各兵科・部隊の専門的特徴と中核能力に焦点を当て、現代化された軍隊建設と専門的訓練の全容を国民に深く理解してもらう狙いがある。メモ欄には、国軍の重要な戦役記念日、部隊記念日、国定休日、旧暦24節気を記載し、精神教育と歴史継承の意味を持たせるとともに、実用性と伝統継承を兼ね備えたデザインに。
陸軍司令部はさらに、今年のカレンダーには豊富なデザインの工夫が込められていると説明。表紙の「2025」の文字は蛇年のイメージと組み合わされ、蛇年を象徴する柔軟性と強靭さを巧みに表現。各月のメモ欄には、愛らしい様々な形の小蛇のモチーフが組み込まれ、遊び心を加え、さらに、創意的な隠し要素も配置。例えば9月の通信兵テーマでは「ユニコード」が巧みに配置され、戦場での「通信の確保、メッセージの確実な伝達」という通信兵の重要な役割を正確に伝えている。
陸軍は、今年は戦備態勢の革新、予備戦力の向上、教育訓練の最適化、下士官制度の改善などの面で、一定の成果を上げていると述べた。来年に向けて、陸軍は敵の脅威と未来の戦場の変化を見据え、作戦思考を時代に合わせて確保し、新型装備の効果的な運用と組み合わせることで、陸軍全体の戦力を段階的に向上させていく。陸軍司令部は、このイメージカレンダーを通じて、「いかなる課題に直面しても、陸軍は着実な歩みで自己を突破し続け、国家の安全と国民の安定のために全力を尽くす」という固い決意を国民に伝えることを期待している。
編集:佐野華美 (関連記事: 日本国家プロジェクトRapidus、TSMCに挑む|1.7兆円投じた半導体復権への賭け | 関連記事をもっと読む )
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