公金で個人コンサート? 許銘春前労働部長の公金流用疑惑、廉政署が労働部で資料収集
2022年9月当時、労働部長だった許銘春が「敬!前進の光 男女雇用機会均等法20周年コンサート」で歌を披露。(資料写真、労働部YouTubeより)
民進党の林淑芬立法委員は先日、2022年に労働部が公金を使って開催した「敬!前進の光 男女雇用機会均等法20周年コンサート」について、当時の許銘春労働部長が30分以上にわたって歌を歌い、陳菊監察院長も登壇したことを暴露し、「まさに公金を流用した個人コンサート」だと指摘した。台北地検は市議の鍾小平氏から許銘春氏と謝宜容氏に関する告発を受け、28日に林彥均主任検事が別件として捜査を開始。29日には廉政署が検察の指揮のもと、労働部で雇用安定基金などの関連資料の収集に当たった。
鍾小平氏は先日、台北地検で、許銘春氏が参加したコンサートは雇用安定基金から資金が出ていたという情報提供があり、その後、黄国昌立法委員が立法院で主計長と会計検査院長に質問した際、コンサートに365万元が使われたことが判明し、会計検査院長は労働部に調査を要請したと述べたと説明した。
鍾小平氏はさらに、謝宜容氏は許銘春部長室の秘書を務めており、許銘春氏には訪問時に手土産を持参する習慣があり、その費用が北部分署の2022年から2024年の年節宣伝品贈答品購入費183万元から出ていた疑いがあると指摘。「許銘春氏が謝宜容氏に各部署から資金を流用するよう指示していたとすれば違法である」と述べた。
しかし、検察は会計検査院よりも素早い対応を見せており、先日の新北検による新北市調査処の新荘労発署北部分署での証拠収集に続き、台北地検も今日、廉政署に労働部での証拠収集を指示。検察の連携した捜査により、労働部による雇用安定基金および雇用保険基金の使用実態が明らかになる見通しだ。
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