WBSCプレミア12で、台湾は4対0で日本チームを完封し優勝を果たし、台湾野球史上初の世界一を達成。それだだけでなく、選手たちは報奨金も受け取ることになります。国光賞メダルの報奨金、WBSC、中華野球協会・辜仲諒理事長が提供する報奨金だけでも、総額は約14.3億円となる。これにはまだ、各県市政府が追加支給する補助金は含まれておらず、台湾の選手たちは今回、国の名誉を高めただけでなく、前例のない実質的な報奨を手にすることに。
記録的な報奨金!報奨金総額14億円超え
国光賞メダル報奨金:台湾のスポーツ界最高の栄誉として、国光体育賞メダルは最高の栄誉を象徴するだけでなく、付随する報奨金も非常に高額だ。優勝選手一人当たり約3330万万円、準優勝一人当たり2380万円、3位一人当たり1428万円。中華チームの優勝により、28人の選手で計算すると、報奨金は合計9億3300万円となる。
WBSC賞金プール:WBSCが今大会のために特別に設置した賞金プールで、各チームの最終順位に応じて配分される。優勝チームとして、最高額の約2億3200万円を受け取ることに。
辜仲諒理事長の追加報奨金:中華野球協会の辜仲諒理事長は、チーム全体の優れた成績を称えるため、予選の時点で1勝につき4760万円の報奨金を出すと表明、中華チームは予選4勝で1億9040万円を累積。辜仲諒理事長は優勝した場合はさらに1億4280万円を追加すると試合前に発言しており、合計で3億3300万円となった。
各県市政府の追加報奨金:各県市政府も次々と応じ、それぞれの管轄区域内の選手に対して独自の報奨金制度を提供し、今回の世界一達成に花を添えている。
中華チームの優勝を受けて台湾中が歓喜に沸き、多くのネットユーザーは試合前の不支持を謝罪する声を上げている。曾豪駒監督はインタビューで「私たちに謝る必要はありません。台湾野球を全力で支援し、環境をより良くしていってくれれば、それで十分です」と述べた。
今回の素晴らしい成績は、選手たちに豊富な報奨金をもたらしただけでなく、より重要なのは台湾全土の野球への情熱を呼び覚ましたことである。街角からソーシャルメディアまで、至る所で国民が中華チームを応援する姿が見られ、この結束力と誇りは価値がつけられないものとなっている。このような野球熱が大会終了とともに冷めることなく、今後もより多くの人々が台湾野球の発展に注目し続けることが期待される。プロ野球、アマチュア大会、基礎育成など、すべてに皆の支援が必要だ。世界一は終着点ではなく、台湾野球が新たな一歩を踏み出す出発点となる。台湾野球の次の輝かしい章の幕開けとなりそうだ。
編集:佐野華美
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