台湾人従業員を優遇? TSMCが「人種差別」で米国の裁判所に提訴される

TSMCが十数名の現職・元従業員からなるグループから「反米」(Anti-American)差別の疑いで提訴される。(資料写真 / 柯承惠)
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フォーブス誌の報道によると、TSMCの現職および元従業員十数名からなるグループが、「反米」(Anti-American)差別に関与したとして同社を提訴しました。TSMCは係争中の訴訟についてはコメントを控えるとし、性別、宗教、人種、国籍、政治的立場を採用や昇進の判断基準としていないことを強調しています。

報道によると、訴訟の焦点の一つは、TSMCが中国語を話し書ける従業員を優遇しているという点です。原告側は、会議や業務資料が通常中国語のみで行われ、英語使用者の業務を妨げ、教材を理解するために翻訳サービスを利用せざるを得ない状況だと主張しています。

TSMCは係争中の訴訟についてはコメントを控えるとしています。TSMCは従業員の多様性を重視しており、性別、宗教、人種、国籍、政治的立場などを採用や昇進の判断基準としていないと確信していると述べています。

TSMCは差異を尊重し、公平な雇用機会が競争力を強化すると信じており、従業員に様々な意見表明のチャネルを提供し、建設的な問題解決に努めているとしています。

米国工場の竣工式に関する噂が絶えず

TSMCのアリゾナ州第1工場は2025年初めから量産開始予定で、最近様々な噂が飛び交っています。以前は12月に竣工式を開催するという情報が流れ、最近では式典の延期という噂も出ています。TSMCは噂についてはコメントを控え、公開イベントがある場合は対外的に発表すると述べています。確認したところ、TSMCから正式な招待を受けた企業はないとのことです。編集:高畷祐子 (関連記事: なぜ日本の大学生がTSMC熊本工場に殺到?日本メディアが2つの重要な理由を明かす! 関連記事をもっと読む

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