東北楽天ゴールデンイーグルスは今日(28日)、ドラフト会議第6巡目でルートBC連盟茨城チームの内野手、陽柏翔(19歳、身長174cm、体重76kg、右投左打)を指名。彼は以前『風傳媒』のインタビューを受けていた。26日に入団決定、両者は合意に達し、契約金は2,500万円・年俸は550万円(金額は推定)となっている。彼は「私は全力スイングが得意で、シーズンで200本安打と50盗塁を達成したい」と抱負を述べた。
スポーツニッポンの花里雄太記者の報道によると、陽柏翔はまだあどけなさが残るものの、確固たる口調でプロ生活の第一歩を踏み出した。10月7日に茨城県笠間市で行われた指名あいさつで、陽は「早く一軍に上がって、自分の力でチームに貢献したい」と述べた。小学3年生から野球を始めて以来、彼は一つの姿を追い続けてきた。それは親戚の陽岱鋼だ。野球中継を通じて輝く陽岱鋼を見て、目標としてきた。「ルックスがいいだけでなく、体格も素晴らしい。私もそんな選手になりたい」と。
当初は中学卒業後の2021年に来日する予定だったが、パンデミックのため断念。2022年春、明秀学園日立高校の2年生に編入した。勉強は嫌いだったそう。当時は日本語が全くできなかったが、夢の日本プロ野球入りのため、ホームシックにもならず打撃練習に励んだ。高校卒業後、BC茨城に加入、実力を発揮し高校卒業したばかりの1年目でスカウトの注目を集めた。「全力スイングが得意で、シーズンで200本安打と50盗塁を達成したい」と目標を掲げた。
ドラフト会議のわずか3週間前、10月1日の巨人三軍戦で、田村から本塁打を放ち、運命が変わった。スカウト部の部坂俊之は春の西武三軍戦で初めて陽の潜在能力に気づき、「その時から良いと思っていた」と語った。この試合にはスカウト部長の後関昌彥を含む複数のスカウトが視察に来て、「他球団のスカウトは少なかったが、陽が巨人戦で決定的な強打を見せたため、指名を決めた」「陽は身体能力が高く、内野守備の技術、肩の強さ、スピード、打撃力のすべてが優れている」と述べた。
林冠臣も西武と仮契約 推定契約金4000万円
西日本スポーツWEB OTTO!の山崎清文記者の報道によると、西武はドラフト会議で4巡目指名した日本経済大学の林冠臣外野手(21歳、台湾出身)と、11月14日に福岡市内で入団交渉を行い、契約金4000万円、年俸1000万円の仮契約で合意した(金額はいずれも推定)。身長195cm、体重105kgの右打者の林冠臣は「契約時は心臓が高鳴り、プロ選手という目標に一歩近づいたと実感した」と述べた。 (関連記事: 野球優勝だけじゃない!同日に台湾が「4冠制覇」 17歳、フェンシングの新星も誕生 | 関連記事をもっと読む )
林冠臣は、来季から北海道日本ハムファイターズに加入する台湾のエース投手、古林叡煬(24歳)への関心を示した。古林投手は最速157kmの速球を投げる「火の玉ピッチャー」で、2023年11月のアジア野球チャンピオンシップで日本代表と対戦し、素晴らしい投球を見せ、北海道日本ハムファイターズと正式契約を結んでいる。林選手は「機会があれば対戦して、本塁打を打ちたい」と述べた。来年1月の新人合同自主トレに向けて「怪我しにくい体を作り、自分のパワーの特徴を存分に発揮したい」と語った。