WBSCプレミア12で台湾が優勝し、史上最高の記録を打ち立てた。総統府と文化総会は本日（26日）午後、「野球の英雄たち、台湾の勇気（棒球英雄、台灣尚勇）」と題した大パレードを開催、台湾の英雄たちが総統府で「Taiwan」のキャップとTシャツを着用した頼清徳総統と蕭美琴副総統のもとへ訪れた。頼清徳総統は挨拶で、国民を代表してTeam Taiwanを祝福し、全ての台湾の英雄たちが台湾に史上初の世界レベルの優勝をもたらしたことに感謝を述べた。台湾を世界一に押し上げてくれたことへの感謝を表明し、一人一人が台湾の誇りであり、皆さんのおかげで国際社会が台湾を認識し、台湾は半導体だけでなく、野球も強い国だと知ってもらえたと語った。
台湾の主将である陳傑憲選手は挨拶で、当初は東京に行けるだけでも良いと思っており、優勝するとは考えていなかったと率直に語った。監督陣が皆を導いてくれたことに感謝し、世界一を獲得できたことを述べ、選手たちに対して「優勝の味を忘れないでほしい、一人一人が台湾の誇りだ」と語り、今後も台湾代表としてさらに良い成績を残せるよう期待を示した。
陳傑憲選手は、台湾国民に誇りを持ってもらえるとは思っていなかったし、野球の技術で世界に台湾を見せられるとも考えていなかったと語り、全てが自分の想像を超えていたと述べ、「皆さんを愛しています」と語った。彼の挨拶の際、客席に座っていた曾豪駒総監督も目を赤くし、涙を抑えきれなかった。
台湾の英雄たちへの感謝 頼清徳：歴史を刻み台湾の誇りとなる
頼清徳総統は、選手たちを強く称賛し、献身的な努力に感謝の意を示した。台北ドームでの予選グループリーグから東京ドームでのスーパーラウンドまで、全ての試合が素晴らしく、守備・投球・打撃のどれもが見事な技術を見せてくれたと述べた。特に決勝戦では、台湾主将の陳傑憲選手と林家正選手の2本のホームランで台湾チームに4点をもたらしたことに感謝し、日本を完封して歴史的記録を達成したことを称えた。この勝利は日本の27連勝を止め、日本代表チームが5000日以上守り続けた記録を打ち破った。
頼清徳総統は、国として感謝の意を表すため、戦闘機による帰国時の護衛飛行や英雄パレードを実施し、総統府では三軍儀仗隊による凱旋門を設置して歓迎したと述べた。また、国光奨章に基づき、政府は台湾の英雄一人一人に700万台湾ドルを授与することを説明。ユーモアを交えて「優勝も果たし、国からの賞金も得たので、結婚を迷っている人は結婚できるでしょう。子供を考えている人も大丈夫でしょう。おめでとう」と語った。
頼清徳総統は、チームには情報分析、後方支援、リハビリ、メンタルケアなど多くのスタッフがおり、これは皆の共同の努力の結果だと述べた。選手たちは国内ではそれぞれのチームのために戦うが、海外では団結してTeam Taiwanとなる。今回の国際大会での好成績は、台湾が団結すればさらに遠くまで行けることを示していると語った。また、中華職業棒球大連盟の蔡其昌会長にも感謝を述べ、会長として大変な苦労があったと労をねぎらった。
蕭美琴副総統：日本へ応援に行きたく、私を荷物に入れてくれないかと冗談を
蕭美琴副総統は挨拶で、自身も2000万人のファンの一人として、日本へ応援に駆けつけたかったと述べ、一週間前に中信慈善基金会の辜仲諒董事長に会った際、「こっそり私を荷物に入れて日本に連れて行ってくれないか」と冗談を言ったことを明かした。
副総統はまた、今回の勝利で世界に台湾の名を知らしめたことについて、その背後には誇りとともに多くの苦労や挫折、困難があったと述べた。世界一という誇りを台湾に与えてくれたことへの感謝を述べ、プロフェッショナリズムと努力、決して諦めない精神で、時には見えにくい台湾という名前を、あらゆる困難を乗り越え、強靭な精神で世界の舞台に届けてくれたことへの謝意を表明した。
編集：佐野華美 （関連記事： 【プレミア12優勝】報奨金総額14億円を突破！ 選手一人当たりなんと4760万円以上 ｜ 関連記事をもっと読む ）
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