台湾が米国から調達する「地上最強の戦車」とされる108両のM1A2T戦車について、関係者は本日、第一陣が今年12月中旬に台湾に到着する予定だと明らかにした。
陸軍は現在約1000両の戦車を保有しており、CM-11勇虎型戦車やM60A3戦車が含まれているが、20年以上使用されている。M60A3戦車への新型エンジンの換装の他、陸軍は新台湾ドル405億2415万元の民国108年から116年までの継続予算を組み、「地上最強の戦車」と称される108両のM1A2T戦車を米国から調達した。これらは第六軍団に配備され、北部地域の防衛を担当する予定だ。
関係者は本日、第一陣のM1A2T戦車が12月中旬に台湾に到着する予定だが、詳細は明かせないとした。また、軍関係者も、米国で受け入れ訓練を受けた教官候補らが11月末までに全員米国から帰国しており、第一陣の戦車到着後、来年2月初めから換装訓練を開始する予定だと述べた。
M1A2Tは120ミリ口径滑腔砲を搭載し、有効射程内で850ミリの均質鋼板を貫通可能だ。車体は複合装甲で、850ミリの対戦車能力を有し、強化された防護能力で敵軍主力戦車の射撃に対応できる。M1A2Tは戦場指揮統制システムを装備し、デジタル化された戦場管理効率を向上させ、作戦効率を高めている。AGT-1500ガスタービンエンジンを採用し、1500馬力を発生、時速67キロメートルで迅速な戦場展開が可能だ。
編集:佐野華美 (関連記事: 米メディア、賴清徳のハワイ経由に注目 CNNが熟考された行動と「意義重大」評価 | 関連記事をもっと読む )
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