台北は西門町だけじゃない!5大必見文創園区を紹介:マーケット散策、グルメ、展覧会など盛りだくさん

台北市にある5つのおすすめ文創園区は、散策だけでなく快適な場所もあり、たった1日でも楽しくリラックスして過ごせます。(写真/顔麟宇撮影)
目次

台北観光と言えば、まず思い浮かぶ西門町。でも、それだけじゃもったいない!アート、歴史、文学が融合した魅力的な文化スポットが市内に点在しているんです。今回は台北の必見カルチャーパーク5選を厳選し、松山文創園区、華山1914文創園区、剥皮寮歴史街区、紀州庵文学森林、四四南村を紹介!週末旅行もアリ!ぜひ新しい台北の魅力を発見してみませんか?

1. 【松山文創園区】タバコ工場がアートの聖地に!台北最大の文化創造パーク

松山文創園区は、かつての松山タバコ工場が、台北を代表するアート&カルチャーの発信地として生まれ変わった注目スポットです。広大な敷地面積6.6ヘクタールを誇るこの場所は、もともと台湾総督府専売局の松山煙草工場でした。

2001年、その歴史的価値が認められ、建物の一部が台北市の指定文化財に。その後、政府主導のもと、アート空間として見事に生まれ変わりました。

(圖/台灣旅行小幫手提供)
松山文創園区には、タバコ工場の建物や優雅なバロック様式の庭園のほか、台湾デザイン館やクリエイティブワークショップなどの施設、散歩やハイキングができる遊歩道や生態池もある。訪れた際は、園区のマスコット「松鴨」を探してみるのも忘れずに。(写真提供:台灣旅行小幫手提供)

見どころ&おすすめポイント

  • レトロモダンな工場建築
  • インスタ映えバツグンのバロック風庭園
  • 台湾デザイン館での最新アート展示
  • のんびり散策できる遊歩道&生態池
  • 園区マスコット「松鴨」との記念撮影
  • 人気書店「不只是図書館」でブックタイム
  • 隣接する誠品生活松菸でショッピング
(圖/台灣旅行小幫手提供)
(写真提供:台灣旅行小幫手)

住所:台北市信義区光復南路133号   (MRT板南線「市政府駅」から徒歩約5分)

営業時間:月曜~日曜 08:00~22:00※展示エリアにより営業時間が異なります

2. 【華山1914文創園区】酒工場から誕生!若者に人気のトレンド発信地

台北在住の方なら誰もが知る華山文創園区。展覧会、講演会、映画、コンサートと、毎日どこかでイベントが開催されている台北の文化発信地です。でも、ここが元々お酒を作っていた工場だったって知っていましたか?

1914年に完成した台北酒工場が、この「華山1914文創園区」の始まり。当時は「蝴蝶蘭清酒」の製造で知られ、樟脳の精製も行っていました。その後、台湾総督府や中華民国専売局による運営を経て、アーティストたちの熱意により、今日のアートスペースへと変貌を遂げたんです。

(圖/台灣旅行小幫手提供)
華山文創園区は、台北市における重要なアート・文化活動の拠点となっており、園区内では定期的に多彩な展覧会やコンサート、演劇公演、クリエイティブマーケットなどが開催。また、散策や大規模イベントの開催が可能な広々とした屋外スペースも備え、園区内のクリエイティブショップやカフェは来訪者の憩いの場となっている。(写真提供:台灣旅行小幫手)

見どころ&おすすめポイント

  • 定期開催の企画展&アート展
  • 週末限定のライブパフォーマンス
  • クリエイティブマーケット
  • おしゃれカフェ&レストラン
  • アートギャラリー
  • 広々とした芝生広場
(圖/台灣旅行小幫手提供)
(写真提供:台灣旅行小幫手)

住所:台北市中正区八徳路一段1号

営業時間:屋外エリアは24時間利用可能 ※店舗・イベントごとに営業時間が異なります 

3.【剥皮寮歴史街区】レトロ建築×アート!映画のロケ地としても有名な歴史街区

「一府(台北府)、二鹿(鹿港)、三艋舺」と呼ばれた古き良き台湾。その艋舺(萬華)に位置する「剥皮寮」は、映画『恋恋風塵』のロケ地としても知られる歴史街区です。清朝時代から日本統治期、そして民国時代までの建築が見事に保存され、今では台湾の歴史と文化を体験できる人気スポットになっています。 (関連記事: 映画・MVの聖地、取り壊しへ!台北の名所“和平新生歩道橋” 住民からは「40年間の思い出が...」と惜しむ声 関連記事をもっと読む

実は「剥皮寮」という変わった名前の由来には諸説あるんです。樹皮を剥いで加工していた場所という説や、動物の皮を扱っていたという説など。確かな記録は残っていませんが、1896年に老松国小(小学校)が設立される際、当時の都市計画で学校用地として予定されていたこの場所が、幸運にも保存されることになりました。

20171006-台北市廣州街剝皮寮街區即景。(陳明仁攝)
剝皮寮は映画『恋恋風塵』のロケ地で、清朝時代、日本統治時代、民国時代の建築の特徴が保存されているだけでなく、近年は郷土教育と文化を推進する場として生まれ変わり、レトロな雰囲気漂う観光スポットとなっている。(資料写真:陳明仁撮影)