台日両方が故郷!ハーフモデルのSarraが台湾観光大使を目指す 原動力は祖父の一言

2024-12-22 01:45
台日ハーフのSarraは日台交流を積極的に推進し、モデル活動の他にパン店も経営している。(Sarra提供)
台日ハーフのSarraは日台交流を積極的に推進し、モデル活動の他にパン店も経営している。(Sarra提供)
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二つの文化的背景を持つことは、台湾と日本の血を引くモデルのSarra(さら)にとって誇りとなっている。成長過程で直面した困難もあったが、彼女の言葉を借りれば「女性であっても」、女性経営者として自己を証明したいという思いから山手線大塚駅でパン店をオープンした。『風傳媒』のインタビューで、台湾の魅力を伝えることへの並々ならぬ「情熱」を語り、それは自身の家族背景と深く関係していると述べ、祖父との心温まるエピソードも教えてくれた。

Sarra(さら)は日本で活躍するモデル・KOL・YouTuberで、台湾と日本の二重文化背景を持つ。台湾文化の推進と日台交流の深化を使命とし、両国の架け橋となることを目指している。InstagramなどのSNSで台湾の情報を発信し、YouTubeチャンネル「さらろぐ」では、台湾のグルメ・観光スポット・文化的特徴を紹介している。さらに、多くのモデルや広告撮影の仕事に携わり、日台文化の相互理解と交流を積極的に推進している。

幼少期から日台を行き来 両方が故郷で境界線なし

日本と台湾のダブルの文化背景を持つSarraは、『風傳媒』のインタビューで、日台両地での成長における独特な経験を語った。母親が台湾人であることから、幼い頃から台湾と日本を頻繁に行き来していたと述べた。このような成長環境によって、両地の文化に違和感を感じることはなかった。「台湾も日本も私にとって故郷のような存在で、幼い頃からそれは自然なことだった」とSarraは語り、日本の子どもが異なる都市間を行き来するのと同じように、台湾と日本の間に明確な境界線はないと表現した。

Sarraは、幼い頃から毎年何度も台湾に帰省していて、「現在は年に2、3回ほど。学生時代は夏休みや旧正月、端午節などの行事の際に帰省していた」と。これらの重要な行事が定期的な帰省の機会となっており、「0歳から毎年必ず2回は飛行機で台湾に帰っていた」と述べた。

言語環境について、Sarraは母親との会話は主に日本語だが、台湾滞在時は中国語の割合が増えると話す。「父は全く中国語を話せないが、祖父は日本統治時代に学んだ日本語を少し話せる」そうだ。

20241219-台日混血兒Sarra積極推動台日交流,不僅是模特兒還經營一家麵包店。(Sarra提供)
台日ハーフモデルのSarraが日台交流を積極的に推進。(写真提供:Sarra)

留学経験で視野広がる 最も衝撃を受けた場所も

複数国での留学経験を持つSarraは、インタビューで多様な留学体験、特に台湾での留学生活が彼女に深い影響を与えたことを語った。約20歳の時に初めて台湾の成功大学と師範大学に留学し、異文化間の違いを実感したという。「台湾では皆が率直で、授業中に学生が先生に『分かりません、どうすればいいですか?』と直接伝えます。しかし日本ではそのような直接的な表現はあまりしません」と語り、台湾での経験により自身のコミュニケーション方法を見直し、より率直な自己表現を学んだという。その後、英語力向上のためシンガポールへ留学した。 (関連記事: 中国「秘密警察署」、ニューヨークのチャイナタウンに潜伏:中国系男性 最高5年の禁固刑へ 関連記事をもっと読む

Sarraは「シンガポールには華人が多く、皆が英語と中国語でコミュニケーションを取っており、これが私の英語の基礎となった」と説明し、このシンガポールでの経験が後のニューヨーク留学の良い土台になったと語った。ニューヨークについて、Sarraは衝撃を受け「夢に溢れた場所で、皆が非常に効率的で、『時は金なり』という考え方の生活スタイルでした」と語った。

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