美麗島電子報がこのほど発表した1月の最新世論調査によると、頼清徳総統に対する信頼度と施政満足度はいずれも上昇し、信頼が不信を上回る「ゴールデンクロス(支持率の逆転)」が確認された。全体評価は前月に比べ、明確に持ち直している。
これについて、美麗島電子報の董事長である呉子嘉氏は、番組「董事長開講」で、3月の世論調査で頼氏の支持が正式に50%を突破すれば、民進党内で並ぶ者はほぼいなくなり、2026年の選挙戦の布石として極めて大きな意味を持つと指摘した。
「信頼」が「不信」を逆転、昨年7月以来の水準
調査結果では、頼総統を「信頼している」と答えた人は46.9%(「非常に」21.9%+「ある程度」25.0%)となり、前月から4.3ポイント増加した。一方、「信頼していない」は43.3%で、前月から5ポイント減少している。信頼度が不信を上回るのは、昨年7月以来となる。
また、施政満足度については、46.0%が「満足」と回答し、前月比で5.4ポイントの大幅な上昇となった。不満と答えた人は48.0%で、前月より4.2ポイント減少している。全体として、施政満足度も昨年6月の大規模リコール投票前、1か月時点の水準に近づいている。
なぜ支持率は持ち直したのか?「柯建銘時代」の行方がカギ
呉子嘉氏は、立法院が新たな権力配置を迎えようとしている点に言及した。民進党では新会期に向けた立法院党団総召(議員団トップ、日本の国対委員長や幹事長級に相当)の登録手続きが始まっており、2月24日の開会前に改選が完了する見通しだ。現時点では、長年君臨してきた柯建銘氏と、蔡其昌氏が立候補しており、「柯建銘時代」が終焉を迎えるのか否かに注目が集まっている。
呉氏は、最新の世論調査とあわせて見ると、頼清徳総統の民意基盤は極めて強く、このタイミングでの「ゴールデンクロス」は「非常に異例」だと指摘した。現在の信頼度は46.9%で、さらに上昇する余地があると分析する。とりわけ、3月末までに立法院の改選が完了し、もし柯建銘氏が総召を続投しなかった場合、それは頼総統の影響力が一段と高まった象徴的な指標になるとし、信頼度が50%を突破する現実味が増すとの見方を示した。
「選挙の顔」として盤石に
さらに呉氏は、頼総統がこの勢いを背景に、今後も支持拡大を続けると予測。世論調査が上昇基調を維持すれば、頼氏は民進党にとって最も重要な「選挙の顔」となり、個人の存在感を高めるだけでなく、党全体の好感度向上にも寄与すると述べた。今後の最重要な役割は、各地の主要選挙で応援演説や露出を重ね、民進党の中核的リーダーとしての地位を確立することだという。3月の調査で支持率が正式に50%を超えれば、党内で並ぶ者はほぼいなくなり、2026年選挙戦の構図に決定的な影響を与える存在になると強調した。
(調査概要:美麗島電子報が戴立安氏に質問設計と分析を委託し、畢肯市場研究公司が電話調査を実施。調査期間は2026年1月26日〜28日、対象は全国22県市の20歳以上の住民。有効回答数1,075人、信頼水準95%における最大誤差は±3.0%)
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編輯:丁勤紜 (関連記事: 舞台裏》「頼清徳の顔に泥を塗った」 台南の派閥抗争が露呈させた民進党の亀裂、2026年選挙への不安 | 関連記事をもっと読む )


















































